ケルメス属は、カメムシ目に属するカイガラムシの属である。常緑樹のオークの樹液を餌とする。メスはケルメスと呼ばれる天然のクリムゾン染料の原料となる。ケルメスという語は、（たぶん、「虫が作る」を意味するサンスクリット कृमिज （"kṛmi-ja"）が、中世ペルシア語を経て）赤もしくはクリムゾンを意味するアラビア語／ペルシャ語の"qirmiz" (قرمز)から派生した語である。

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