ヤドランカ・ストヤコヴィッチ(Jadranka Stojaković、1950年7月24日 - 2016年5月3日)は、日本で活動していたシンガーソングライター、歌手。ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)サラエヴォ出身。16歳の時にドイツに住んでいた叔父のジャズグループに加わり、ベースとボーカルを担当。フィロゾフスキー大学で心理学を専攻し、卒業後、更にサラエヴォ国立美術大学で絵画を学ぶ。1984年、サラエボオリンピックのメインテーマ曲を作詞、作曲。自らそのテーマ曲を歌い、一躍ユーゴスラビアの国民的歌手となる。以前から日本文化、特に浮世絵、俳句に興味を抱いていた。1988年、日本でレコーディングを行なうために来日するが、その間に祖国ボスニアの内戦が酷くなり、それ以降2011年まで日本を活動の拠点としていた。アルバムは『SARAJEVO BALADA』『BABY UNIVERSE』『MOON WILL GUIDEYOU』他。母国語のセルビア・クロアチア語以外にも英語、日本語でも歌っており、NHK教育『あつまれ!じゃんけんぽん』の主題歌やTBS『神々の詩』の挿入歌なども手がけた。2001年には坂本龍一が呼びかけた「地雷ZERO」キャンペーンにもボーカリストとして参加、TBS『NEWS23』にも出演し注目を集める。歌手だけではなく画家としても幅広く活躍した。海外ではイギリスの有名誌SONGLiNES誌でヤドランカの曲が代表曲として収録されたCDが2007年度の年間ベストアルバムに選ばれ、ヨーロッパで話題になった。2009年6月には、国から40年間音楽分野で貢献したことを評価する賞が与えられた。(日本では文化勲章にあたる)国内では、映画『魂萌え!』の主題歌の他、2009年4月からのテレビ東京系列の報道ドキュメンタリー番組『ルビコンの決断』のテーマソング(作曲:新井誠志 編曲:渡辺俊幸)も歌った。映像作家・高木正勝のプロジェクトにも参加し、7月にはドキュメンタリーフィルムが渋谷ユーロスペースを皮切りにカナダ・名古屋他各地で上映された。2011年4月には、NHK『みんなのうた』において母国ボスニアの民族楽器名をタイトルに冠した「誰かがサズを弾いていた」がオンエアされた。2011年3月にクロアチアでの仕事のため帰国していた際、筋萎縮性側索硬化症と診断され、バニャ・ルカの養護ホームで闘病していた。筋萎縮性側索硬化症による呼吸不全のため、2016年5月3日夜遅くにバニャ・ルカの病院で死去。5月7日にサラエヴォで追悼式が、5月9日にはバニャ・ルカで追悼式と葬儀が執り行われた。
出典:wikipedia
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