


浦和美園駅(うらわみそのえき)は、埼玉県さいたま市緑区大門にある埼玉高速鉄道の駅で、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の終着駅である。埼玉高速鉄道では唯一の地上駅である。コンコースは橋上にある。通常は1面2線の島式ホームを使用するが、2番線ホームの反対側に臨時ホーム(3番線)があり、埼玉スタジアム2002でのJリーグ試合開催日など多客時に使用される。1・2番線は保安用にホームドアシステムを装備しているが、臨時ホームの3番線にはホームドアは設置されていない。色は赤色。線路は駅北側にも伸び、浦和美園車両基地が立地する。当駅に設置されている自動改札機は、多客対応のために全通路とも両方向からの通行が可能となっている。とくに臨時ホームである3番線ホーム側の自動改札機は、試合開始前は出場のみ、試合終了後は入場のみの設定とするなど、この設備が活用されている。2007年11月14日より、埼玉スタジアム2002で浦和レッズの試合が開催される日に限り、発車サイン音にクラブの公式応援歌「KEEP ON RISING」を使用している。1番線は歌唱付きのバージョン、2番線はインストゥルメンタルのバージョンを使用している。2015年度の1日平均乗車人員は7,410人である。開業時は乗車人員が少なかったものの、駅周辺への商業施設出店や宅地開発進行により、利用者数が増加した。南部の造成がほぼ完了し、人口がさらに増えている。埼玉スタジアム2002でのイベント開催時(特にサッカー日本代表・浦和レッズの試合時)には利用者が急増するため、通常時との差が大きい。開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。当駅は、さいたま市により土地区画整理事業が進められているみそのウイングシティの玄関駅として、また2002 FIFAワールドカップの試合会場となる埼玉スタジアム2002への最寄り駅として開業した。しかし、当初は区画整理事業が開始されたばかりで、駅前は更地に近い状態だった。開業時、埼玉高速鉄道は浦和美園駅の営業を24時で終了し、それ以降に赤羽岩淵方面から運転される下り列車4本は東川口駅を終着駅として(客扱いはここまで)、そこから浦和美園駅までは回送列車として運行していた。これらの列車が当駅まで客扱いを開始したのはFIFAワールドカップ終了後の2002年11月29日からである。FIFAワールドカップ開催時には臨時のコンビニエンスストアとしてファミリーマートが開店し、コンビニでの1日売り上げ日本記録などを樹立したものの、期間限定店舗だったため、終了後は撤収した。その後、長らく開業当初と変わらぬ状態が続いていたが、造成工事は着実に進捗し、2006年4月26日には当時埼玉県内最大級のショッピングセンターである「イオン浦和美園ショッピングセンター(現:イオンモール浦和美園)」が駅の南側に開業した。これを契機として周辺には店舗が相次いで立地するようになり、マンションや戸建住宅の分譲が開始されるなど、徐々に賑わいを見せ始めている。2013年には西口駅前広場が整備され、2015年には東口駅前に市立図書館や支所を含む複合施設が開館した。なお、駅付近のコンビニエンスストアは2007年11月2日にファミリーマートが新規店舗として開業している。埼玉スタジアム2002は当駅から徒歩約15分の距離であり、Jリーグや日本サッカー協会 (JFA) 主催の試合開催時は当駅から往路のみのシャトルバス(運賃100円)が運行される。また、浦和美園駅から北に1kmほど離れた区画整理地内に順天堂大学の大学院、看護学部と市内最大数となる約800床の順天堂大学付属大学病院が建設される。2018年に着工され、2020年度に開院・開校が予定されている。旧市名である浦和市の浦和と、それ以前の旧村名および浦和市下での地区名である美園村・美園地区の美園を組み合わせたものである。駅名決定までの仮称は、美園村以前の村名・大字名である「大門」から採られた「浦和大門駅」であった。なお、蓮田駅から南へ伸びていた武州鉄道(廃線)の武州大門駅は、現在の浦和美園駅から1kmあまりの距離にあった。2015年6月7日、ウサギの「ラビたま駅長」が誕生、同日に埼玉高速鉄道社長などが出席しての駅長就任式が開かれた。ウサギを駅長にするのは、山形鉄道宮内駅の「もっちぃ駅長」についで2例目となる。これは埼玉高速鉄道の工務所に所属する社員からの提案が基になり実現したもので、当駅と同じ浦和地区内に約2千年前に創建された調神社(浦和区)が、ウサギを神の使いとして迎えたという故事に因むものだとされている。駅長として迎えられたのは東松山市に所在する埼玉県こども動物自然公園にて飼育されていた1歳4ヶ月(駅長就任時点)のイエウサギの雌であり、名付けに際しては沿線在住の子供たちを対象に名前公募を実施、その結果採用された「ラビたま」という名前は、ウサギの英語表記「Rabbit(ラビット)」と埼玉県の県名かな表記および所在地の市名の「さいたま」からとられたものだという。駅長としての初仕事は、就任式が行われた当日に埼玉スタジアム2002に於いて行われた地域活性化ミーティング「第1回URAWAサミット」への出席だった。これ以後の勤務態勢として、通常は「週5日程度・1日あたり7時間半程度(7〜10時・14〜18時半)」とし、当駅所属駅員と共に駅構内の巡回を行う他、駅利用者への挨拶や、イベント開催時などに於ける来場者への挨拶もこなす、としているほか、24時間態勢で当駅所属駅員が「ラビたま」の身の回りの世話をすることになっている。当駅から東武野田線岩槻駅を経由して東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線(宇都宮線)蓮田駅方面への延伸が計画されているが、2012年時点では未着工である。埼玉県が設置した「埼玉高速鉄道検討委員会」が岩槻延長を検討した際には、当駅を2面3線構造として優等列車の追い越しが可能となるような整備を想定していた。なお、2020年に開催される予定の東京オリンピックまでに、埼玉スタジアム2002まで早期延伸する要望がある。
出典:wikipedia
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