野見宿禰神社（のみのすくねじんじゃ）は、相撲の始祖とされる野見宿禰を祀る神社。兵庫県たつの市と東京都墨田区に同名の神社がある。出雲墓屋伝承地に建てられ、神社敷地内に野見宿禰の塚がある。龍野公園内にある境内には明治大正時代の力士84名および行司が寄進した玉垣が残る。この地で病没した野見宿禰の墓を建てるために人々が野に立ち（立つ野）手送りで石を運んだ光景が、「龍野」「たつの」の地名の由来とされている。野見宿禰神社（のみのすくねじんじゃ）は、東京都墨田区亀沢にある神社である。相撲の始祖とされる野見宿禰を祀る。両国国技館の近隣に所在し、日本相撲協会により管理されている。1884年この東側に部屋があった初代高砂浦五郎により元津軽家の屋敷跡に創建された。元の社殿は東京大空襲によって焼失したが1953年 6月に再建され、現在に至るまで相撲関係者の崇敬を集めている。なお、以前は境内は相撲ファンや観光客に広く公開されていたが、現在では関係者のみしか境内に立ち入ることができない。年3回の東京で行われる本場所の取組編成会議終了後に出雲大社教東京分嗣の神職のもと、協会執行部と審判部幹部、各一門の審判委員や相撲茶屋関係者などにより例祭が執り行なわれている。また、新しく横綱が誕生した際には、神前で土俵入りを披露する慣例となっている。

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