ニホンツキノワグマ(学名 U. t. japonicus)はツキノワグマの日本産亜種で日本列島の本州及び四国に生息する。体長120-150センチメートル。尾長6-11センチメートル。体重はオスで60-120キログラム、メスで40-80キログラムほどで、大陸産に比べ小型である。最大の記録は1967年に宮城県で捕獲された220キログラムの個体で、近年にも2001年に山形県で体長165センチメートル、体重200キログラムの記録が報告されている。肩が隆起せず、背の方が高い。全身の毛衣は黒いが、稀に赤褐色や濃褐色の個体もいる。胸部に三日月形やアルファベットの「V」字状の白い斑紋が入り(無い個体もいる)、旧属名"Selenarctos"(月のクマの意)や和名の由来になっている。本州及び四国の森林に生息し、九州では絶滅したとされる。夜行性で、昼間は樹洞や岩の割れ目、洞窟などで休むが果実がある時期は昼間に活動することもある。夏季には標高2,000メートル以上の場所でも生活するが、冬季になると標高の低い場所へ移動し冬眠する。食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、芽、昆虫、魚、動物の死骸などを食べる。以前はヒグマと違い、大型動物を捕食することはほとんどないと考えられていたが、近年では猛禽類(イヌワシ)の雛や大型草食獣(ニホンカモシカやニホンジカ)などを捕獲して食べたりする映像が研究者や観光客により撮影されることから、環境により動物を捕獲して食料とする肉食の傾向も存在すると考えられる。繁殖形態は胎生。主に2頭の幼獣を産む。授乳期間は3か月半。幼獣は生後1週間で開眼し、生後2-3年は母親と生活する。生後3-4年で性成熟する。寿命は24年で、飼育下の寿命は約33年である。
出典:wikipedia
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