「ペニー・レイン」("Penny Lane")は、1967年2月にビートルズが発表した14枚目のオリジナル・シングル曲である。両A面シングル曲で片面は「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」である。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では449位にランクされている。レノン=マッカートニーの作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはポール・マッカートニー。ポール・マッカートニーはこの曲をジョンの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」に触発され作ったと言われている。リヴァプールにあるペニー・レイン通り()がモチーフになっている。ペニー・レインという響きを気に入っていたポール・マッカートニーが、過ぎ去りし日々を思い出し作曲した。ただ、実際にペニー・レインに住んでいたのはジョン・レノンでポールは足しげくジョンの家に通っていたと言われる。同じくリヴァプールの実在の場所をモチーフとしたジョンの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」に比べると、非常にポップに仕上がっていて好対照をなしている。曲中で歌われる床屋や街角の銀行は健在で、何の変哲もない小さな通りながらもビートルズゆかりの地や名所として人気が高い。プロモーション・ビデオでもペニー・レイン通りの映像が見られるが、ビートルズのメンバーが映っているシーンはロンドンのストラトフォードにあるエンジェル・レイン周辺と、ケント州セヴノークスのノール・ハウスを囲むノール・パークの2か所で撮影している。この曲では、ジョンがピアノを、ジョージはコンガを担当している(ギターはない)。間奏のピッコロトランペットによるソロは当時ニュー・フィルハーモニア管弦楽団に所属していたデヴィッド・メイスンの演奏である。作者のポールはこのソロが入る前の仕上がりに物足りなさを感じていたが、メイスンの演奏をテレビで見て興味を覚え、後日、メイスンをレコーディングに招いた。「ペニー・レイン」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはビートルズの活動中にはリリースされなかった。ステレオ・ミキシングされたのは解散後の1971年9月30日で、西ドイツではアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』のステレオ盤に収録された。英国では1973年4月リリースの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』が最初となる。CDでは1987年8月にリリースされたアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録された。当時のイギリスでは、シングル盤はどのアーティストも同じ柄のレコード・スリーブだったが、このシングルでは、初めてビートルズのメンバーの写真を使ったオリジナル・スリーブが使われた。裏面には各メンバーの幼年期の写真が使われており、当時のイギリスでは大きな話題となった。イギリスでは両A面シングルだったが、アメリカではこの曲がA面として発売され、『ビルボード』(Billboard)誌では、1967年3月18日に全米1位を獲得。1967年ビルボード誌年間ランキングでは第50位。『キャッシュボックス』誌では最高位2週連続第1位、年間ランキング45位。
出典:wikipedia
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