ザ・リッピントンズ (The Rippingtons (Featuring Russ Freeman) ) は、ギタリストのラス・フリーマンにより1986年に結成されたスムーズ・ジャズ/フュージョンのグループ。L.A.(西海岸)スタイル・フュージョンの代表格グループの一つ。軽快なポップで爽やかなメロディが特徴で、ラテンやアフリカ等のワールド・ビートを取り入れている曲も多い。代表曲に"Tourist in Paradise"がある。デビュー以来リッピントンズのライブ盤・ベスト盤を含む全てのアルバムのジャケットは、ビル・メイヤーによるイラストキャラクター「ジャズ・キャット」で描かれている。元々レコーディングにおいてはリーダーのラス・フリーマンがギターとキーボード、プログラミング等を担当するワンマンバンドであり、またライブにおいても過去、フリーマン以外は、入れ替わりのあるバンドであった。現在もレコーディングにおいてはゲスト・ミュージシャンを迎えているものの、1996年からはバンド・メンバーが固定化され、2000年以降は以下のメンバーで構成されている。リーダーのラスがギタリストであるが、ギターだけでなくサックスが前面に出た曲も多く、数々のサックス奏者が参加しているのもこのグループの特徴である。ゲストとしてケニーGやカーク・ウェイラム、ネルソン・ランジェル等を迎えている他、旧レギュラーメンバーにオリジナル・メンバーのブランドン・フィールズ(1986-1990)、ジェフ・カシワ(1991-1997)、ポール・テイラー(1999)、エリック・マリエンサル(2003-2008)が在籍していた。現在はジェフ・カシワが復帰している(2009-)。ピアニスト/キーボーディストはラスの盟友でもあるデイヴィッド・ベノワや、グレッグ・カルーカスがオリジナル・メンバーであるが、GRP期のスタジオアルバムはラス自身がキーボードを担当している事が多く、ピアノのソロパートなどでマーク・ポートマンが参加(1991-1996)。ピーク/ウィンダム・ヒル期に移ってからはデイヴ・コチャンスキー(1997-2000)、以降はビル・ヘラーが担当(2001-)。ベーシストはビル・ランフィアが初期のみ活動(1986-?)、引き続きスティーヴ・ベイリーがベース・ギターで参加(1989-1990)、以降はキム・ストーンがベースを担当し、ラス以外で最古のメンバーだった(1991-2008)。現在はリコ・ベレッドが担当(2009-)。ドラマーはトニー・モレイアスがオリジナルメンバーでGRP期全てのアルバムにクレジット(1986-1996)、ピーク/ウィンダム・ヒル期(1997-1999)はデイヴ・フーパー、ピーク/コンコード期以降はデイヴ・カラソニーが担当(2000-)。パーカッショニストはスティーヴ・リードがオリジナルメンバーであり、ラテン/ワールドミュージックにおいて特に活躍、ピークがコンコードに移るまで在籍(1986-1999)。2000年はRaman Yslasが担当、以降はスコット・ブレッドマンが担当している(2001-2008)。2009年発表の"Modern Art"以降にはパーカッショニストは参加していない。ゲストであるが、"Tourist in Paradise"他でヴォーカルを担当したカール・アンダーソンも特記しておく。1986年発表のアルバム"Moonlighting"でデビュー。このアルバムにはサックス奏者のケニーGや、ピアニストのデイビッド・ベノワが共演している。1989年に代表作となる"Tourist in Paradise"を発表。タイトル曲はカール・アンダーソンの印象的なヴォーカルが聴ける。1991年発表の"Curves Ahead"はジャケットの絵や収録曲"Snowbound"のタイトル名の様に冬を意識した作りが見られる。1993年には初のライヴ・アルバム及びビデオ"Live in L.A."を発表。1992年のロサンジェルス(L.A.)でのライヴを収録、デイヴィッド・ベノワにカール・アンダーソンをゲストに招いている。フリーマンは1994年にGRP内に自己のレーベル、ピーク・レコードを立ち上げ、メンバーを固定化し始め、バンド意識を高める。この年に発表の"Brave New World"には初のフル・ヴォーカル・ナンバーも収められている。結成10周年目に当たる1997年にレーベルごとBMG傘下のウィンダム・ヒル・レコードに移籍し、記念アルバム"Black Diamond"を発表。1999年発表の"Topaz"はアメリカ南西部のサウンドをテーマにした作品である。その後ウィンダム・ヒルがジャズ部門から撤退したため、2000年にコンコード・ミュージック・グループに再びレーベルごと移籍した。同年に"Life in the Tropics"を発表、タイトルのように南国を意識した作りとなっており、デイヴ・コーズやエリック・マリエンサル、ピーター・ホワイト、ボブ・ジェームスが参加。尚このアルバムがきっかけでエリック・マリエンサルがレギュラー化する。2006年8月には過去のレギュラーメンバーが勢ぞろいした20周年記念アルバム"20th Anniversary"を発表。2009年発表の"Modern Art"よりジェフ・カシワが復帰している。
出典:wikipedia
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