ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称。草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的。「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではない。また、「竹節虫」は中国語由来の表記である。ナナフシ目の学名の " は「異様なもの」を意味する と、高次の分類群を示す を合わせたもので、学名についてはこの他に " とする場合もある。細長い体で、その姿は葉や枝などの植物体に擬態している。また、硬い卵殻に覆われた卵も植物の種子に似ている。体長は数cmから50cmを超えるものまでさまざま。不完全変態。基本的に両性生殖だが、などは単為生殖を行い、オスが非常に稀である。翅や飛翔能力を失ったものが多い。退化の程度は様々で、雌雄とも完全な飛翔能力を有するものから、オスのみ飛翔能力を有するもの、雌雄とも完全に無翅のものまである。コノハムシのメスのように、上翅を有するものの飛翔能力は失われている例もある。防御手段の一つとして、敵に襲われた際に脚を自ら切り離す自切を行う種が多い。失われた脚は、自切が若齡幼虫時に行われたものであれば、脱皮とともに再生していくが、成長段階の終わりに近い時期の自切ほど再生され難く、終齡幼虫・成虫での自切は再生されない。熱帯から温帯に分布する。世界には約2,500種のナナフシの仲間がいるとされている。ただ、ナナフシの分類は大幅な見直しが進められており、以下に記述されている日本国内種についても、これから整理される可能性があるため注意が必要である。
出典:wikipedia
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