『おれは鉄兵』(おれはてっぺい)は、ちばてつやによる日本の少年漫画作品。自由奔放で小柄な主人公が学園で巻き起こす騒動を描く。原作は、『週刊少年マガジン』に1973年33号から1980年20号まで連載。ちばは本作で、1976年の第7回講談社出版文化賞児童まんが部門を受賞した。単行本は、『週刊少年マガジン』版元の講談社からは講談社コミックス (KC) 版全31巻、KCスペシャルのワイド版全18巻、講談社漫画文庫版全12巻が発売。他にホーム社から『ちばてつや全集』として全21巻が、集英社から集英社ホームリミックス版全13巻が発売されているが、ホームリミックス版には初期と末期の財宝発掘エピソードが収録されていない。明泉の山奥で父と二人で埋蔵金発掘をしながら育った野生児・上杉鉄兵は、学校にも行かずに野山で自由奔放に暮らしていた。畑の作物を荒らしたり、不法所持するダイナマイトで警察署を爆破したりと、地元では悪名をとどろかせていた上杉親子だが、実は12年前から行方知らずとなっていた東京の名家の主と三男坊だったのだ。鉄兵は父親とともに家へと連れ戻され、半ば強制的に入学させられた王臨学園では厳格な校風に馴染めず、次々と問題を起こす。その一方、かつてケンカで身につけた剣道で不良たちを返り討ちにしたり、剣道部主将に勝利するなどの活躍を見せ、一躍学園の有名人となるが、成績不振と素行不良を理由に王臨を退学させられる。その後、猛勉強のすえに編入した剣道の名門・東台寺学園では、練習試合で先輩たちとの激闘を制し、さらには関東大会の中学生の部で団体戦・個人戦を両制覇するという大快挙を成し遂げた。しかし、学園の裏山を全焼させるという大事件を起こして停学処分となってしまった鉄兵は、謹慎中の家から飛び出し、明泉の山で父や仲間たちとともに再び埋蔵金発掘をするのだった…。1977年9月12日から1978年3月27日までフジテレビ系列局で放送。日本アニメーションとフジテレビの共同製作。全28話。KC版の単行本第8巻までのストーリーで構成され、原作には無いエピソードやオリジナルキャラクターが多数追加されている。上記「登場人物」節に挙がっていないキャラクターが何人もいるため、本稿ではアニメ版の担当声優を「登場人物」節から分けて記す。2014年9月26日にTCエンタテインメントから本作を収録した『想い出のアニメライブラリー 第25集 おれは鉄兵 DVD-BOX デジタルリマスター版』が発売された。サウンドトラックは、2015年4月29日に日本コロムビアから『おれは鉄兵 オリジナルサウンドトラック』が発売された(初商品化)。
出典:wikipedia
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