特定非営利活動法人カシオペア市民ネットワーク(とくていひえいりかつどうほうじんカシオペアしみんネットワーク)は、岩手県二戸市、九戸郡軽米町、九戸村および二戸郡一戸町の各一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。カシオペアFM(カシオペアエフエム)の愛称でコミュニティ放送をしている。2005年(平成17年)12月19日午前7時に開局・本放送をスタートした。岩手県内におけるコミュニティ放送局は、1998年(平成10年)1月1日開局のラヂオもりおかに次ぎ2局目。愛称は、当地域の自治体連合であるカシオペア連邦にちなむ。二戸市周辺では中波県域放送のIBCラジオ中継局が無くIBCラジオの電波が届きにくく、夜間には隣接周波数693kHzのNHK東京第2放送と混信することから、難聴取対策として2006年(平成18年)1月23日よりIBCラジオの番組(内容は一部を除きIBC自社制作番組、理由は#IBCラジオと同時に放送されている番組を参照)をカシオペアFM経由で再送信している。ステレオ放送としているが、IBCラジオはAMステレオ放送非実施の為、実質的にはモノラル。但しFMなのでより安定的に受信できる。2012年(平成24年)9月1日より、自主制作の番組について、独自のインターネット放送を開始。音楽も含め放送される。フィラーや試験電波発射を除く1日の放送時間は約18時間程度である。2013年(平成25年)4月1日からは、ミュージックバードの一部番組がネットされるようになった。きっかけは東北新幹線の八戸駅までの延伸を2年後に控えた2000年(平成12年)に、地元の青年会議所のメンバーが地域活性化などを目指してコミュニティ放送局の開局構想を抱き、2002年(平成14年)11月の正式開局を目指して活動をスタートしたのが始まりだった。当初の計画では、資本金3000万円の株式会社を設立し、NHK-FMやFM岩手の中継局がある折爪岳の頂上付近に送信所を設置する予定だったが、電波が飛び過ぎるとの理由から認可が下りず(FM岩手の二戸中継局の電波は青森県の八戸市以北でも受信可能な地域が多いという実情から認可に至らなかったと思われるが、電波に指向性を持たせたり、出力も上限20Wにこだわらなければ折爪岳へのアンテナ設置も可能だったとの見方もある。)、これにより受信可能な地域が狭まった事などによって出資金が思うように集まらなくなり、計画は一時頓挫した。しかし、それでも構想を断念する事はせず、2002年には、10月のカシオペアメッセ・なにゃーとオープン時と、11月30日〜12月2日の東北新幹線二戸駅開業時の2度に渡り、各3日間限定のイベント放送局として、現在と同じ周波数でカシオペアFMを放送。そしてこれを岩手県北部初のコミュニティ放送局開局の足掛かりとして、正式開局への道の模索を続けた。その後、2003年(平成15年)に京都府京都市に日本初の特定非営利活動法人(NPO法人)が経営するコミュニティ放送局の京都三条ラジオカフェが開局したとの情報を得ると方針を転換し、東北地方初のNPO法人によるコミュニティ放送局としての開局を目指す事を決め、2004年(平成16年)3月にNPO法人として設立し、6月に岩手県からの認証を受けた。その後は、送信所の場所を高森山に変更した上で改めて2005年(平成17年)8月に総務省東北総合通信局への免許申請を行い、10月18日に予備免許を取得した後は、職員研修や12月6日から12月16日で実施されたサービス放送などの開局準備が急ピッチで進められた。現在、時報は2種類ある。ひとつはIBCラジオをネット受け中の同局のC音単音の時報である。正時(XX時00分)に自主制作番組(または他のコミュニティ放送局・ミュージックバードからのネット番組)からIBCからのネット受けに切り替える場合、時報からネット受けに入るので、時報はIBCの「C音」となる。もうひとつは自局送出時報であり、こちらは通常A音単音の時報が用いられている。なお、2009年10月から2012年春頃までは午前8時の時報に限り日曜を除く午前8時直前に葬祭ホール業者にのへセレモニーホール眞照堂のラジオ時報CMが流されており、「『にのへセレモニーホール眞照堂が午前8時をお知らせします』→時報」の際に梵鐘の鳴る音が通常の時報音に代わって流されていた。月曜から金曜の放送。※生放送に内含する番組は除外。※自主制作番組は一部を除き再放送もあり。その他はIBCラジオやミュージックバードの番組が中心。IBCラジオの番組ネット開始に伴い、2006年4月番組改編時以降はIBC自社制作ワイド番組内にJRNとNRNのテープネット番組を(著作権法・放送法の規定によりカシオペアFMにおける再送信が出来ない関係上)極力内含させず、テープネット受け番組については特定の時間帯に集約させている(やむを得ずテープネット受け番組が内含されている時間帯はフィラー音楽等で穴埋め)。ただし、一時期IBCがネット受けしていた番組の中でJRN・NRNによらないネット番組については、その一部がカシオペアFMでもネットされていたことがあった。最近の傾向としてIBCのネット時間は減少しており、ミュージックバードの放送時間などが増加傾向にある。※時間は全てカシオペアFMでの放送時間。☆はIBCラジオ以外の制作によるもの。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。