


息もれ声(いきもれごえ、)は、発声のひとつで、声門を少し開いた状態で肺から気流を送ることにより、声帯がゆるく振動するものを言う。つぶやき声()とも呼ぶ。いわゆる有声声門摩擦音 は、実際には摩擦音ではなく、息もれ声である。ラディフォギッドとマディーソンによると、息もれ声の最大の特徴は気流の量にあり、成人男子の 8 cm HO (1 cm HO = 約98パスカル)の声門下圧に対して、通常の声では気流の量が 120 mL/s であるのに対し、息もれ声では 500 mL/s 近くに達する。無声の場合は 1000 mL/s である。国際音声記号で息もれ声を表すための記号には2種類ある。日本語では息もれ声は音韻論的な意味を持たないが、言語によっては息もれ声が音韻的に重要である。ヒンディー語をはじめとするインド語派の言語の多くに見られる、いわゆる「有声帯気音」は、実際には開放時に息もれ声があらわれる子音である。同様の子音はインドの他の言語であるドラヴィダ語族、ネワール語、ムンダー語派、およびアフリカの多くの言語にも見られる。上海語の語頭の「全濁音」は無声だが開放時に弱い息もれ声があり、ラディフォギッドらはこれを「slack voice」(たるみ声)と呼んで、通常の息もれ声と区別している。グジャラート語では息もれ声の母音が出現する。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。