株式会社ぎゅーとらは、三重県の伊勢志摩を中心に店舗を展開するスーパーマーケットの運営企業である。CGCグループに加盟している。本社は三重県伊勢市。1929年(昭和4年)に清水虎吉が大阪市で精肉店「うし虎」を開いたのが始まりである。1949年(昭和24年)に伊勢市に店舗を移転し、1954年(昭和29年)7月には「清水産業」を設立して法人化した。1964年(昭和39年)7月2日に営業部門を独立する形で「牛虎」を設立して、同月伊勢市内にスーパーマーケット1号店の「曽祢店」を開店した。1984年(昭和59年)7月に株式会社に改組して「株式会社牛虎」になり、2002年(平成14年)5月に「株式会社ぎゅーとら」に社名を変更した。本社のある伊勢市を中心とした地域密着型の運営を行い、中南勢地域に店舗を展開してきた。しかし、2012年(平成24年)7月に松阪市にドライ・チルドの通過型のセンター機能のほかに、精肉・鮮魚から惣菜までの加工も行う集中加工センター機能も併設など幅広い機能を持つ新たな物流センターを開設した。このセンターは従来の物流センターよりも約20km北上した場所に立地していることから三重県全域への配送が可能であり、三重県内全域への出店が可能となった。また、40店舗500億円まで対応が可能な規模の施設となっており、出店ペースを2年で3店舗に増やして規模拡大を図り、2022年(平成34年)には年間売上高500億円を目指すことになった。清水秀隆社長自身が作詞作曲を手掛けることから、ピーター・ドラッカーだけでなく、ビートルズやコブクロなどの芸術系からも取り入れる独特の経営哲学を標榜し、「好感度&高感度スーパー」を目標として事業展開している。顧客、従業員、取引先、株主、地域社会、行政、環境を7つの利害関係者と呼び、7者の間で順位はなく、異なる役割を果たすものとしており、過剰な消費者優先思想を表わす言葉の「お客さまは神様です」とは一線を画す方針を清水秀隆社長が唱えている。顧客は利益の源泉で、従業員は幸福の循環起点であり、取引先とは信頼関係で結ばれ、株主は資本提供者として事業に貢献する。また、地域社会とは顧客満足度向上活動などで繋がり、行政とは様々な活動で協力体制にあり、環境問題に関しては法令を順守することを通じて利害関係があるとしている。地元の伊勢市でおはらい町などを舞台に行われる「お伊勢さんマラソン」に赤福などと共に協賛している。2012年(平成24年)3月27日にぎゅーとらラブリー津渋見店に売上げの一部を津の伝統行事「津まつり」に寄贈する地域貢献型自動販売機を設置している。同機は、キリンビバレッジ中部圏地区本部の地域貢献型自動販売機としては1号機である。「エンジェル店」、「ラブリー○○店」といった、ユニークな店名が特徴である。「トラ吉君」・「トライくん」・「ラブちゃん」・「サル吉君」・「バニーちゃん」の5匹のマスコットキャラクターがいる。同社のロゴに描かれているのが「トラ吉君」である。2007年(平成19年)5月27日には伊勢市観光文化会館にて「ぎゅーとらキッズ倶楽部」の会員とその保護者を対象として、これらのキャラクターが出演するイベントが行われた。特にトライくんは、同社公式サイト内に「トライくんの部屋」というウェブページがあるほか、プライベートブランドの「トライくん牛乳」を販売している。三重テレビの全国高等学校野球選手権三重大会で高校野球限定のTVCM(ぎゅーとらのキャラクターが芝生でキャッチボールをするバージョンなど)が放送される。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。