サヴァ川(サヴァかわ, セルビア語:Сава,クロアチア語:Sava,ドイツ語:Save, ハンガリー語:Száva)は、東ヨーロッパを流れる川である。ローマ時代には"Savus"と呼ばれていた。スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアの各国を流れ、セルビアの首都ベオグラードでドナウ川に合流する。この川がバルカン半島の北端の付け根とされることが多い。サヴァ川には主な水源が2つあり、ともにスロベニア北西のアルプス山脈に存在する。1つの水源はクランスカ・ゴーラ近郊のサヴァ・ドリンカの泉である。「小さいサヴァ」を源とするもう1つの支流は、一度ボヒン湖に流れ込み "Sava Bohinjka" として流れ出ている。二つの支流はラドヴリツアで合流し、サヴァ谷を流れていく。主な支流としては、リュブリャナで合流するリュブリャニツァ川・サヴィンジャ川・クルカ川・ソトラ川・クパ川・ウネ川・ヴルバス川・ボスナ川・ドリーナ川などがある。歴史的にサヴァ川より北側はヴォイヴォディナに相当する。ヴォイヴォディナはハンガリー王国の歴史的地域に相当する。ハンガリー王冠は1526年以降、ハプスブルク家によって世襲されたため、以降第一次世界大戦が終結する1918年までハプスブルク君主国に内包された。第一次世界大戦時にはサヴァ川がオーストリア・ハンガリー帝国とセルビア王国の国境であった。即ち、セルビアの首都であるベオグラードはサヴァ川を挟んで、オーストリア・ハンガリーと直接対峙していた事になる。このため、オーストリア・ハンガリー軍がサヴァ川を渡河し、ベオグラードに侵攻するのが、この方面の戦線でのハイライトになった。サヴァ川は、以下の都市を流れる。サヴァ川は、クーパ川が合流するシサクまで船でさかのぼることができる。小さな船であれば、さらに上流まで行くこともできるが、気象条件などにより深さなどが変動するため一概には言えない。19世紀のスロベニアの詩人フランツェ・プレシェーレンは、有名な英雄叙事詩 "Krst pri Savici" を書いている。
出典:wikipedia
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