物のパブリシティ権(もののパブリシティけん)とは、物に備わっている、顧客吸引力を中核とする経済的な価値(パブリシティ価値)を保護する権利を言う。法的には未熟で不安定な概念であり、成立には否定的な意見が有力である。物パブ(ものパブ)と略称することがある。そもそもパブリシティ権とは、プライバシー権のうち、顧客吸引力に代表される経済的な側面を指した。これは人に固有の権利であったが、物(競走馬などの生物も含む)がそのようなパブリシティ価値を有する場合も多々あることから、次第に物に関してもパブリシティ権が成立してもおかしくないとする考え方が出てきた。これがすなわち、物のパブリシティ権の由来である。通説は、物のパブリシティ権の成立に否定的である。今のところ、最高裁も一貫して否定的立場に立っている。他方、地裁・高裁においては肯定する判断も出てきているが、そのような肯定的意見は少数派にとどまるのが現状である。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。