ナシレマッ(ナシレマ、ナシルマッ、マレー語: nasi lemak)は、マレーシアのご飯料理もしくは調理方法。粳米(通常はインディカ米)にココナッツミルク、塩を加え、タコノキ属の葉などで風味を付けて炊くか、蒸して作られる。見た目は白飯とあまりかわらないが、マレーシアでは水のみを使用する炊飯よりもポピュラーである。nasi lemakを直訳すると「脂ご飯」という意味であるが、この脂とはココナッツの油脂のことを指している。マレーシアのマレー人の家庭では一般的な米料理である。朝食によく食べられ、ホテルやマレーシア航空の機内食の朝食メニューになっていることもある。蒸して作るものは、ナスィルマッ・ククス(nasi lemak kukus)と呼び分けることがある。ナシレマッは地方によって味つけが異なり、タコノキ属のニオイタコノキ(パンダン、pandan。)の葉、生のニンニクの他、砂糖を加えて甘くしたり、唐辛子を加えて辛くしたりすることもある。市販のナシレマッには最低限のおかず(イカンビリス、ピーナッツ、サンバルなど)が添えられているが、通常はこれに好みのおかず料理を加えて食事とする場合が多い。なお伝統的にスプーンを使わず、右手を使って食べる人も多い。屋台の持ち帰りには、かつてはバナナの葉で包んでいたが、最近は発泡スチロール容器やポリエチレン袋、油紙なども使われる。別途注文したおかず料理はナシレマッの上に乗せて包んでしまう場合が多い。米の炭水化物とココナッツに含まれる油脂分が主成分のため、かなりの高カロリー食品であり、肥満、生活習慣病予防の観点から、マレーシア政府が、給食などで提供する回数を減らすように指導をしている。マレーシアの他、国境を接するタイ南部、シンガポール、ブルネイなどでも食べられている。インドネシアでは、類似のご飯料理をナシウドゥッ、ナスィウドゥッ()と呼ぶ。ジャワ島のスラカルタではナスィ・リウェッ()と呼ぶ。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。