芦屋カメラクラブ(あしやカメラクラブ)は、中山岩太を中心に結成された、写真家による団体。1930年結成。主要なメンバーは、中山の他、ハナヤ勘兵衛(桑田和雄)、松原重三、高麗清治(高清、田中一、小松三郎、佐伯良)、紅谷吉之助、山川健一郎、橋本好文(橋本恭典)、三浦義次、若柳義太郎、近松嘉吉、中岡健治、花和銀吾、佐溝勢光、河原井晋、梅林長次郎、池田菊治など。1942年まで存続した。中山が渡米・渡欧後に日本に帰国したのは1927年であるから、その後の3年の間に芦屋市内やその近辺でメンバーを探して結成にこぎつけたことになる。中山と同様に、メンバーの作品は、新興写真を代表するような作品であり、フォトグラム、フォトモンタージュ等の技巧を好み、他にも、多重露光や、クローズアップなども多用し、シュルレアリスム的、前衛的な作品がほとんどである。中山が雑誌「光画」の同人であったことから、同誌にも、メンバーの作品が多く掲載されている。なお、第二次世界大戦後も、中山、ハナヤらは写真撮影を継続したわけだが、にもかかわらず、旧メンバーによる、芦屋カメラクラブの後継的な写真クラブが結成されることはなかった。同展の展覧会カタログは、本クラブに関する重要な文献(まとまったものでは、ほぼ唯一の文献)となっている。雑誌「光画」関連の文献において、芦屋カメラクラブのメンバーの作品を見ることができる。
出典:wikipedia
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