『イースI・II 』(イースワン・ツー、Ys I・II)とは、日本ファルコムのアクションロールプレイングゲーム (ARPG)、〈イースシリーズ〉の第1作『イース』 (Ys I) と第2作『イースII』 (Ys II) を一本にまとめて発売された物。PCエンジン (PCE) CD-ROM、Microsoft Windows (Win)、PlayStation 2 (PS2)、PlayStation Portable (PSP) で発売された。Win版の正式販売タイトルは『イースI・II完全版』(Ys I・II COMPLETE)『イースI&IIクロニクルズ』 (Ys I&II Chronicles)、PS2版は『イースI・IIエターナルストーリー 』(Ys I・II ETERNAL STORY)、PSP版は『イースI&IIクロニクルズ』 (Ys I&II Chronicles)。『I』、『II』の副題はそれぞれ『失われし古代王国 序章 (Ancient Ys Vanished Omen)』、『失われし古代王国 最終章 (Ancient Ys Vanished The Final Chapter)』であり、この2作は1つの物語の前後編となっている。従ってストーリーは密接に繋がっており、片方だけのプレイではストーリーを理解する事は出来ない。この2作品をPCEへの移植の際に、一つにまとめたのが『イースI・II』の最初である。PS2版とPSP版はどちらもWin版の移植作品であり、大別するとPCE版とWin版系列作品に分けられる。PCエンジンへの移植作品。これまではそれぞれ別個に移植されていた2作品を、CD-ROMの容量を活かし初めて1本にまとめたもの。他の『I・II』が1本の販売タイトルにそれぞれ独立した『I』と『II』という2作品を収録した、言わば「セット販売」であるのに対し、PCE版は2作品を繋ぎ合わせ『I・II』という1つの作品として仕上げている点が大きく異なる。グラフィックスは当時日本ファルコムを退社した直後だった山根ともおを起用しているため、オリジナルと同様の味わいをそのままに512色発色の特性を活かし、更にブラッシュアップされている。また、シナリオについてはパソコン版や後の公式版イースの続編と食い違う部分もあるが、こちらは開発者の岩崎がイースのオリジナルスタッフからインタビューを重ね再構成したものであり、オリジナルスタッフのイースのシナリオや世界観に、より忠実なものとなっている。アメリカ版のタイトルは『Ys Book I&II』。2007年10月16日よりWiiのバーチャルコンソールにおいて配信され、2010年11月17日にはPlayStation Storeのゲームアーカイブスでも配信された。『イースI・II完全版(I・IIC)』は『イースエターナル (IE)』と『イースIIエターナル (IIE)』の二つのゲームをバージョンアップし、カップリングして販売したものである。後に『イースI完全版』 (Ys I COMPLETE)、『イースII完全版』 (Ys II COMPLETE) としてバラで販売された事からも分かる様に、『I』と『II』とは互いに独立した別個のゲームとなっている。当然、『II』から始める事も可能であり、また『I』のクリアステータスを『II』に持ち越す事は出来ない。※『IE』『IIE』からの変更点など、詳細については『イースI#イースエターナル・イースI完全版』、『イースII#イースIIエターナル・イースII完全版』の各項を参照。『イースI・IIエターナルストーリー(I・IIES)』はWin版『イースI・II完全版(I・IIC)』を元としてPS2に移植された作品である。「Ys I・II ETERNAL STORY」、「Ys I ETERNAL」、「Ys II ETERNAL」の3種類のモードが用意されている。それぞれのモードは独立しているため、当然「IEモード」をクリアしなくても「IIEモード」をはじめる事が可能である。なお、「Ys I ETERNAL」・「Ys II ETERNAL」の両モードはWinの『I・IIC』からのほぼ忠実な移植のため、詳細についてはそれぞれ『イースI#イースエターナル・イースI完全版』、『イースII#イースIIエターナル・イースII完全版』の項を参照。PS2 オリジナルのモード。完全版を元としながら、PS2独自のアレンジが加えられている。PCE版と同じく『I』と『II』を一つのゲームにまとめている様に見えるが、ステータス等はいっさい持ち越される事はない。なおアイテムは「イースの本」6冊と「夢見る宝石」が引き継がれるが、「イースの本」は元々『II』における最初からの所持品であり、「夢見る宝石」はゲームには直接関係ないおまけ要素に関わるアイテムである。『I』と『II』を繋げているのは「『I』をクリアしないと『II』を始められない」と言う点だけであり、事実上2作は独立した別個のゲームである。『イースI&IIクロニクルズ』 (Ys I&II Chronicles) はWin版『イースI・II完全版(I・IIC)』を元としてPSPに移植された作品である。PSP版の5ヶ月後にはWindows版が発売された。〈イース〉のゲーム機への移植作品としては、開発・販売共に日本ファルコムが手掛けた初の作品。iOS・Android向けに移植された『イースIクロニクルズ』と『イースIIクロニクルズ』はこの『I&IIクロニクルズ』をバラにしたもの。ほぼ忠実に『I・IIC』を移植しているため、詳細については『イースI#イースエターナル・イースI完全版』、『イースII#イースIIエターナル・イースII完全版』の項をそれぞれ参照。物語の連続性から『I』・『II』をまとめた形で行なわれたメディアミックス作品も多い。なお、本稿では『I』・『II』両方を元とした書籍を主に扱い、音楽メディアや『I』・『II』どちらかを扱った物については「イースI#メディアミックス作品」、「イースII#メディアミックス」の各項を参照(2009年末発売のドラマCDのみ例外としてこの項で扱う)。下記したテーブルトークRPG、漫画については共に原作となるゲームからは大きく離れたオリジナリティーあふれる物となっている。2009年12月26日、キャラアニから「失われし古代王国」「天空の失楽園」の2枚が発売。キャラアニ通販特典では声優コメントCDが付いてきた。ストーリーはIについては過去発売のOVAから引用されている部分があり、IIはアドルとリリアをメインに話が進んでいる。脚本はフェルガナの誓い、イース7ドラマCDと同じ國澤真理子が担当。
出典:wikipedia
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