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P.S.アイ・ラヴ・ユー

「P.S.アイ・ラヴ・ユー」("P.S.I Love You"、よみ:ピー・エス-)は、1962年10月にビートルズが発表した1枚目のオリジナル・シングル(「ラヴ・ミー・ドゥ」)のB面曲である。演奏時間は2分2秒という比較的短い曲である。レノン=マッカートニーの作品。実質的にはポール・マッカートニーの作った楽曲である。リードヴォーカルもポールである。当時まだアマチュアであったビートルズが、EMIのオーディションのために急遽作った曲の一つ。内容は、タイトルの直訳「追伸、僕は君を愛してる」の通り、彼女と(事情によりだと思われる)離れてしまった男が、恋人に「また戻ってくるよ」という気持ちを伝えた手紙をテーマにしたラヴソングである。この曲がレコーディングされた当初、プロデューサーのジョージ・マーティンは、ピート・ベストからメンバーチェンジしたリンゴ・スターのドラミングにも満足せず、プロのセッション・ドラマーであるアンディ・ホワイトの起用をすでに決めていたため、ホワイトがパーカッションを叩き、リンゴはマラカスを担当している。また、一旦はシングルのA面にすることも考慮されたが同名の曲が1934年に作曲され、複数のアーティストによってシングルとして出されていたためB面へと収まった。アメリカの「ビルボード」誌では、B面ながら最高位第10位を獲得している。「キャッシュボックス」誌でも、最高位第10位を獲得している。1963年3月リリースのアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のB面2曲目(現在のCDでは9曲目)に再収録された。後にポールが、1990年のアルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート・スペシャルパッケージ』(日本限定の来日記念盤)の中で「P.S. ラヴ・ミー・ドゥ」(「ラヴ・ミー・ドゥ」とのメドレー形式)の形でリメイクし、1991年のマキシシングル『バースデイ』(ライヴ盤)の中で同曲のライヴ・ヴァージョンを発表している。この曲はライヴではポールは楽器を持たずに1曲通してハンドマイクで歌うという、非常に珍しい形態で演奏されていた(曲の一部分のみ楽器を演奏しないで歌うケースは「ヘイ・ジュード」等ではあるが、1曲通して楽器を持たないのは極めて稀)ステレオ・ヴァージョンが作成される前にセッション・テープは破棄されたため、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」にリアル・ステレオ・ヴァージョンはない。ステレオと表記されているものは全て疑似ステレオである。

出典:wikipedia

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