馬渡島(まだらしま)は、東松浦半島最北端の波戸岬から約9km西の玄界灘にある島。佐賀県唐津市に属し、大字は唐津市鎮西町馬渡島。佐賀県の最西端である。面積は約4.24km²で、佐賀県で最も大きい島である。最高峰は番所ノ辻(237m)。島では神道と仏教とカトリック、それぞれの教徒が共存しているが、元は神道と仏教だけであった。カトリックは、江戸時代後期にキリシタン弾圧を逃れるために長崎県の外海や平戸、五島などから移住してきた人々によって島に広まったと言われている。島は宮の本、野中、冬牧、二タ松(ふたまつ)の4つの集落からなっている。宮の本には学校、診療所、警察官駐在所、商店、漁協、船着場があり、住宅が集中的に建っているので島の中心地といえる。また、神道・仏教徒のほとんどが宮の本に住んでいる。野中、冬牧、二タ松は江戸以降にできた集落で、ほとんどの人がカトリック信者である。野中は、江戸時代に隠れキリシタンらが上陸したと語り継がれている場所で、いまはカトリック馬渡島教会が建てられている。この教会は、1928年(昭和3年)に長崎県平戸島の紐差教会の旧聖堂を移築したものである。冬牧には石ノ内キャンプ場という水道も電気もないキャンプ場があり、夏になると本格的に自然を楽しみたいという人たちが集まる。二タ松には保育園があり、島の子供は全てここに通う。玄界灘に面する周囲の海岸は釣りスポットとしても有名で、年間を通して釣り客が多い。唐津市の呼子港(旧呼子町)、名護屋港(旧鎮西町)から定期船(郵正丸)が就航している。馬渡島までの所要時間は呼子から約30分、名護屋から約25分。
出典:wikipedia
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