三谷 昇(みたに のぼる、1932年4月9日 - )は、日本の俳優。広島県福山市出身。広島県立福山葦陽高等学校卒業。高校時代から演劇活動を開始。1951年に高校を卒業後、文学座に裏方として入団。その後、役者へと転身。29歳の時に自動車事故で片目を失明。1963年、芥川比呂志らと文学座を退団し、劇団雲旗揚げに参加。1970年、黒澤明監督の映画『どですかでん』で浮浪者の父親役に起用され、出演機会が増える。気の弱い男性役・不当に虐げられる役・詐欺師・道化役まで幅広く担当。特異な風貌から不気味な悪役も数多く演じており、男性でありながら妖婆役を演じることもあった。1970年代頃までは自身の演じる役が子供に言いにくかったが、『ウルトラマンタロウ』での二谷一美副隊長役のオファーを受けた際、初めて子供に言える役を貰えて嬉しかった、と述べている。深作欣二監督に重用され、伊丹十三作品には常連出演した。1975年、演劇集団 円に設立メンバーの一人として参加。2004年に名画座「自由が丘武蔵野館」にて特集上映“大怪優 三谷昇”が開催され、『軍旗はためく下に』『野獣狩り』『夢野久作の少女地獄』などの映画が上映された。その際のトークショーでは、自身が愛着のある出演作として『おろしや国酔夢譚』を挙げている。1975年、演劇集団 円の創立に参加。別役実作や、蜷川幸雄演出の舞台作品に数多く出演。2008年に演劇集団 円を退団した後、現在フリーとして舞台を中心に精力的な活動を続けている。2015年、第50回紀伊國屋演劇賞・50回記念特別賞にて男優賞を受賞。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。