大日ヶ岳(だいにちがたけ)は、白山国立公園内の両白山地南部に位置し、岐阜県高山市と郡上市にまたがる標高1,709 mの山である。717年(養老元年)に、泰澄上人が大日如来を山頂に祀り開山したと伝えられている。山名の由来はこれによる。もともと、美濃、飛騨、越前の3国の国境の山であったので、「三国山」とも呼ばれていた。福井県に属していた石徹白村が1958年(昭和33年)の昭和の大合併の際、当時の岐阜県郡上郡白鳥町(現郡上市)に越境合併したため、山体すべてが岐阜県に属するようになった。郡上市で三番目に高い山である。山頂に降った雨は、長良川、庄川、九頭竜川の3方向に分かれて流れ出る。約500万-80万年前に活動していた「九頭竜火山列」(烏帽子岳、鷲ヶ岳、大日ヶ岳、銚子ヶ峰、願教寺山、経ヶ岳、取立山、大日山などの火山の東西配列)を構成する一つであり、山体は安山岩類からなる。山腹はブナなどに覆われていたが、スキー場開発により多くが伐採された。日本二百名山、新日本百名山、ぎふ百山 のひとつに選定されている。大日ヶ岳のすぐ東側には、気象観測点の長滝があり、積雪量が多いことで知られている。このため周辺には、多くのスキー場がある。地球温暖化に伴い、積雪量が減少傾向にあり、人工降雪機などの利用が必要となってきている。三つの登山道がある。積雪期には、スキー場のゴンドラやリフトを利用して、スノーハイクや山スキーなどが行われている。山頂には大日如来を祀った石像、その由来を彫刻した石板、展望図、一等三角点(点名が「大日ケ岳」)が設置されている。周囲は、灌木やクマザサが生い茂っている。山頂からは、前衛の稜線越し北側に白山を、東側には鷲ヶ岳その遠方には北アルプスや御嶽山などを望むことが出来る。以下の源流となる河川は各方面へ流れる。
出典:wikipedia
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