『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』(じゃじゃうまグルーミンアップ)はゆうきまさみによる競走馬の育成を題材とした漫画作品。小学館発行の『週刊少年サンデー (WS) 』誌上において、1994年(平成6年)44号から2000年(平成12年)42号まで連載。『機動警察パトレイバー』の次作にあたり、『WS』誌上において3作目となる長期連載作品。単行本は少年サンデーコミックスより全26巻が刊行されており、同一表題の作品としてはゆうき最長の作品となっている。2004年(平成16年)から2005年(平成17年)にかけては文庫版が全14巻で発売された。北海道静内郡静内町(現:新ひだか町)の牧場を舞台に、ふとしたきっかけから競走馬の育成に携わるようになった主人公の成長を描いた作品。馬産を取り扱った作品の性質上から登場する馬の血統は細かく設定されており、この血統の設定に苦心したことをゆうきが述べている。本作は1995年(平成7年)の3月から始まり、1999年(平成11年)6月までの4年強が描かれている。6年の連載で4年間を描いているため現実より遅いスピードで作中の時間は進行していたが、連載開始時の1年未来からはじまり連載終了時の1年過去で終了しているために現実との時間差は小さく、登場人物達も現実に近いスピードで年を重ねて行った。まだ携帯電話がさほど普及していない時代を舞台としているため「携帯電話を借りていく」といった当時の世相を反映した描写も見られる。作中のルール等も当時の物を反映しており、今日とは異なる点がある。クラシックには外国産馬がまだ一切出場できず、馬齢については数え年が使われているため2001年以降の表記方法に比べて1歳多い表記となっている。『じゃじゃ馬』の番外編となる短編で、本連載開始直前の『週刊少年サンデー』1994年(平成6年)43号に掲載された「Sire Line -父の血筋- (SL1) 」(サイアーライン ちちのちすじ) と、1995年(平成7年)4月増刊号に掲載された「Sire Line 2 (SL2) 」の2編があり、それぞれ本編の時系列に近い単行本の2巻と8巻に収録されている。本編と同一の世界設定ながらも、騎手の竹岡一家にスポットライトを当てており、渡会牧場の面々は登場しない。「SL1」は本編内の1995年のダービーを、「SL2」は1996年のオークスを中心としている。東京都内の有名進学校に通う久世駿平は、春休みに北海道旅行へとバイクで出かけ、ひょんなことから競馬馬生産の渡会(わたらい)牧場と関わることになる。そこで馬とふれあう中でその魅力に惹かれ、日本一の競走馬の育成を目標とするようになる。親との葛藤、恋愛、結婚といった人生の様々な出来事を体験し、思春期の少年は一人の大人へと育っていく。ゆうきの作品では他作のキャラクターがしばしばモブとして登場するが、本作においても様々なキャラクターが登場している。折々にパロディやオマージュ描写が見られる他、モブとしても描かれている。全て著者はゆうきまさみ、発行は小学館。『じゃじゃ馬グルーミン★UP! 』〈少年サンデーコミックス〉については『○巻』の形で記述。
出典:wikipedia
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