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夕張岳

夕張岳(ゆうばりだけ)は、北海道の中央部を南北に走る夕張山地の南端に位置する標高1,668 mの山。夕張市と空知郡南富良野町にまたがり、山域は北側の芦別岳と共に「富良野芦別道立自然公園」に指定されている。夕張岳は『花の名山』として知られ、初夏から夏にかけての花のシーズンには全国から多くの登山者が訪れる。この山独自の固有種の他、北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られるとされ、田中澄江により花の百名山、及び新・花の百名山に選定されている。また日本二百名山、北海道百名山、一等三角点百名山にも選定されている。かつてアイヌによりこの山に魔物が棲む部落がある伝えられ、「カムイシリ」(神の山)として恐れられていた。夕張山地は中生代白亜紀末から新生代第三紀(約1億年-1千万年前)にかけての大規模な造山運動により海底が盛り上がることにより形成されと考えられていて、マントルに水が加わり上昇しできたのが超塩基性の蛇紋岩で、一帯は日本最大の分布地帯になっている。柔らかな蛇紋岩は雨風による浸食作用で平原ができ、その平原に硬い変成岩のガマ岩、釣鐘岩、男岩、夕張岳本峰などの突き出して残った岩峰の地形が見られる。釣鐘岩付近の熊ヶ峰と夕張岳山頂との鞍部は吹通しと呼ばれ蛇紋岩が露出する砂礫地で、ユウバリソウなどの群生地となっている。山域は1996年に「夕張岳の高山植物群落および蛇紋岩メランジュ帯」として、山ごと国の天然記念物に指定された。蛇紋岩メランジュとは、蛇紋岩中に様々な岩石を取り込んだもので、プレートの沈み込み帯で形成された。2007年に「夕張岳と蛇紋岩メランジュ」が日本の地質百選に選定された。田中澄江は夕張岳を代表する花として、『花の百名山』の著書でウルップソウの変種であるユウバリソウを紹介し、『新・花の百名山』ではサクラソウ属のユウバリコザクラなどを紹介した。他にはスミレ属シソバキスミレ、リンドウ科ユウバリリンドウ、マンネングサ属ユウパリミセバヤ、ツガザクラ属ユウバリツガザクラ、キク科ユキバヒゴタイ、タンポポ属ユウバリタンポポなどもこの山を代表する花である。またバラ科エゾノシモツケソウ、シナノキンバイ、ネギ属シロウマアサツキ、シラネアオイなどの633種の高山植物の豊庫となっている。雪田ではアオノツガザクラやイワイチョウなどがみられる。各々固有種の生育地が限られた狭い面積であることが特徴で、踏みつけや盗掘などによる減少が危惧されている。また、絶滅の恐れがある希少な高山植物をエゾシカなどの食害から守るため、「エゾシカネットワーク」により太陽光発電を使った電気柵を設置する対策事業が行われている。周辺の山域には「ユウバリ」(ユウパリ)を冠する種や夕張岳の固有種などが多数分布している。大部分の種が環境省と日本の北海道などの各都道府県のレッドリストに指定されている。山域には、エゾライチョウ、エゾモモンガ、ヒグマ、エゾナキウサギ、エゾシカ、エゾシマリスなどの動物が生息している。登山道の上部の前岳湿原などの森林限界のハイマツ帯の蛇紋岩地質に多くの高山植物が見られる。山頂からは大雪山系、十勝岳連峰、日高山脈、札幌近郊の山々、北には間近に芦別岳が望める。登山道は西側の夕張市鹿島と東側の南富良野町金山から以下のコースの登山道が開設されている。夕張側登山コースは、「冷水コース」と「馬の背コース」の2本があり、夕張岳駐車場の先にある登山者記載所で記名が必要でこれが入林許可証のかわりになる。かつては、麓の南大夕張から白金沢沿いに森林鉄道が延び、登山者の便乗が認められていた。南富良野側からも金山からの東尾根に沿った「金山コース」がある。周辺には夕張市側に、滝ノ沢林道終点から700 m先にの「夕張岳ヒュッテ」の山小屋がある。6-9月まで開設されている。2008年(平成20年)からユウパリコザクラの会が、夕張市より受託を受けて運営管理を行っている。素泊まりのみの小屋で食事の提供はない。夏期シーズン中には、管理人が駐在し、期間外は緊急時のみ使用できる場合がある。新しい火山を全く含んでいない古生層の険しい山岳地帯である夕張山地の芦別岳につぐ第2高峰である。札幌市がある石狩平野の東に位置する。晴れた日には札幌市から鋭く尖った西側にある前衛の前岳(1,501 m)の峰を望むことができる。北東には石狩山地、南東には日高山脈がある。以下の石狩川水系の源流となる河川は、石狩湾へ流れる。

出典:wikipedia

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