トリイステーション(Torii Station)とは、沖縄県読谷村に所在するアメリカ陸軍の基地である。「トリイ通信施設」とも呼ばれている。トリイステーションは、その名の通り、基地のゲートに聳え立つ鳥居が名前の由来であり、この鳥居が基地の象徴となっている。面積は、1,980m²あり、敷地内にはビーチや広大な畑が広がっている。このビーチは、沖縄戦の時にアメリカ海兵隊が上陸した海岸の一つで、基本的にアメリカ軍人の専用施設になっている。畑は、基地内に土地所有権を持つ日本人が、許可を得て農作物の栽培を行っている。トリイステーションが占める土地のうち、およそ9/10は私有地である。このため、年間12億円を超える賃借料が地主に支払われている。基地の内部は、一見して基地とは思えないほどのどかだが、ここには電子諜報部隊、暗号部隊、犯罪調査部隊などが駐留しており、いわゆる「ゾウの檻」として有名なアメリカ陸軍楚辺通信所で収集した電波情報や、キャンプ・フォスター隣接のフォートバックナー陸軍通信基地内の施設で受信される偵察衛星のデータが自動的に集積され、情報の処理・分析、暗号作戦の実施を行っている。アメリカ軍の、極東地域における軍事情報戦略の要と言える施設である。基地の主な駐留部隊は在日米陸軍第10地域支援群()である。またトリイステーションには、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド特殊部隊群(通称:グリーンベレー)の第1特殊部隊グループ第1大隊390人が、基地の護衛を名目として駐留している。アメリカ本国以外に駐留するグリーンベレーはこの部隊とドイツに駐留する第10特殊部隊グループ第1大隊のみである。この部隊はアジア・中東にかけてのありとあらゆる地域に出動し、内戦への介入や破壊工作、特殊潜入及び偵察、テロ及びテロへの対処を任務とする。普段は、主に沖縄本島の演習場を使い、特殊部隊としてのありとあらゆる厳しい訓練を行っている。
出典:wikipedia
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