開智小学校・中学校・高等学校(かいちしょうがっこう・ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県さいたま市岩槻区大字徳力字西に所在し、中高一貫教育を提供する私立小学校・中学校・高等学校。高等学校において、中学校から入学した生徒と高等学校から入学した生徒は3年間別クラスになる併設型中高一貫校。学校法人開智学園が運営する。前身の埼玉第一高等学校の運営母体が学校法人開智学園に移り、1997年に同校に併設する形で開智中学校(中高一貫部)を設置し、埼玉第一高等学校の校長が開智中学校の校長に就任した。続いて、現にあった高等部部門は1999年に埼玉第一高等学校を開智高等学校(高等部)に改称する形で開智学園に移行し、中高一貫部と高等部の体制となった。2004年には開智小学校(総合部)(小1から中2年まで。中3から中高一貫部に合流)が開校した。高等部、中高一貫部、総合部には教育指針に違いがあることから、それぞれ別の校舎、カリキュラムの下で指導が行われている。このため高等部に入学した生徒が中高一貫部に外進生として編入されることはない。文化祭や体育祭などの学校行事についてもそれぞれ別に開催する。部活動によっては、中高一貫部と高等部が一緒に活動することがある。埼玉第一高等学校時代から使用されている校舎は現在中高一貫部が使用している。かつては高等部が使用していたが2009年に中高一貫部と校舎交代になった。1997年に中高一貫部が設置された時に新築された校舎は現在高等部が使用している。総合部が設置された際に新しく総合部校舎が新築された。総合部、中高一貫部、高等部のそれぞれが別々の校舎を使用する。ただし開智ホール、開智プラザ、体育館、食堂を含めいくつかの施設、教室は共用している。児童生徒の学習発達に合わせて学年を従来の6・3・3制ではなく、4・4・4制を採用している。プライマリー、セカンダリー、ターシャリーと分かれており、校舎もそれぞれ別の棟としている(ターシャリーは中高一貫部校舎)。これは全国の私立小中高等学校の中でも初めての試みである。中学3年生次にターシャリーとして中高一貫部に合流する。小学生の通学には東岩槻駅、東川口駅、蓮田駅(東大宮駅経由)と学園間のバスを登下校時に利用することができる。先端クラスと一貫クラスにコースが分かれている。「心豊かな創造型・発信型の国際的リーダーを育成する」ことを教育目標に、最難関大学への全員進学を目指す。教育の体制として、習熟度別をはじめとするきめ細かな教科学習、フィールドワークなどを伴う探求・発信型学習、生徒会・部活動などによる自主性育成の3つの柱を据え、難関大学に対応する「創造的学力」を養成する。また2014年春から増築校舎の運営が始まる。東大や世界の難関大学進学を目指すクラスとして「先端創造クラス」(定員30名しかし最近は100名程度)、難関国立大および早慶大への進学を目指すクラスとして「一貫クラス」(210名。2010年度)を設置、いずれも6年間を2年ごとにステージ1~3に分けてカリキュラムを編成する。放課後補習、夏期・冬期講習、英語・数学での少人数習熟度別授業など、徹底した指導により実力を養成。高校2年生からは先端クラス、一貫クラスの枠組みを外し、志望校別のクラス編成によりさらに実践的な受験指導を行う。フィールドワークを伴う探求・発信型学習では各自がテーマを決め、観察・実験・取材などを通して研究を行い、自ら考え自ら学ぶ創造的学力を養う。進路指導も系統的にきめ細かく行っている。志望学部・学科を考える機会として4(高1)~5(高2)年生対象に「学部学科探究」を実施。これは東京外国語大学、埼玉大学、芝浦工業大学、早稲田大学、東京学芸大学などから講師を招聘する。埼玉第一高校時代は大学進学者は少なかったが、学校法人開智学園による「中高一貫部」、「高等部」の体制となって以降進学実績を伸ばしていった。国公立大学に現浪合わせて159名(中高一貫部110名、高等部49名)が合格し、その内訳は、東京大学17名(中高一貫部15名、高等部2名)、京都大学4名(中高一貫部4名、高等部0名)、早稲田大学180名(中高一貫部140名、高等部40名)、慶應大学77名(中高一貫部67名、高等部10名)、上智大学50名(中高一貫部43名、高等部7名)、東京理科大学141名(中高一貫部117名、高等部24名)などとなっている。東岩槻駅の次の駅である豊春駅からの学校までの距離は、東岩槻駅からのそれとあまり変わらないが、通学路として歩道が確保できない、道が複雑に入り組んで分かりにくいなどのため、生徒が豊春駅を通学に使用することは禁止されている。
出典:wikipedia
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