第27回国民体育大会(だい27かいこくみんたいいくたいかい)は、1972年に開催された国民体育大会である。秋季大会は鹿児島市の鴨池陸上競技場をメイン会場に鹿児島県内で行われた。(秋季大会の自転車競輪場競技は熊本市の熊本競輪場)同大会に合わせて鹿児島県内の各所で近代的なインフラが行われその後県勢に多大なる影響を与えた。おもなインフラ整備の内容として熊本駅以南の鹿児島本線の電化及び一部複線化、九州自動車道の薩摩吉田-加治木間の建設、鹿児島空港の溝辺(霧島市)への移転などである。また競技場の建設のため市街地周辺の各所のシラス台地の丘陵が切り崩されてパイプラインによって荒田・天保山付近の浅瀬や塩田跡に送られ、現在の与次郎エリアの埋立地が形成された。なおこの建設された競技場や緑地等は現在でも当時の姿で残っている。夏季、秋季大会のスローガンは 「明るく たくましく うるわしく」。1962年から県民の強い要望に基づいて第24回国民体育大会(1969年開催)の開催を目指して誘致活動を行ってきた。しかし、1965年の国体委員会で第24回国民体育大会は長崎県に決まった。その後、1967年5月に西部地区体育協会長、西部地区体育協会主管課長会議が開催されたが、未開催県である鹿児島県、宮崎県、佐賀県がそれぞれの立場を主張して結論が得られなかった。5月25日に再び西部地区体育協会長、西部地区体育協会主管課長会議が開かれ、準備状況の聴取の結果、第27回国民体育大会の開催申請県に鹿児島県が選ばれた。鹿児島県では第27回国民体育大会開催申請書を作成し、6月20日の締切日まで日本体育協会、文部省に提出し、同年7月4日の国体委員会総会で1972年の開催が内定した。
出典:wikipedia
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