キン肉バスター(キンにくバスター)は、ゆでたまごによる漫画『キン肉マン』とその続編『キン肉マンII世』、およびそれらを原作としたアニメに登場する必殺技の名称。作中では主に主人公キン肉マンとキン肉万太郎が使用する。実際のプロレスでも用いられることがある。頭上で逆さに持ち上げた相手の両腿を手で掴み、相手の首を自分の肩口で支える。この状態で空中から尻餅をつくように着地し、衝撃で同時に首折り、背骨折り、股裂きのダメージを与える。相手を逆さまに肩口に乗せるように抱え上げる体勢はブレーンバスターと似ているが、頭部や背部をマットに叩きつける投げ技であるブレーンバスターとは異なり、技の種類としては関節技に近い。キン肉マン自身「関節を痛めつける技」と発言した。上記の通り、『キン肉マン』では様々な返し技が研究・開発されていたが、『キン肉マンII世』の時代では使い手であるキン肉マンやアシュラマンが第一線を退いたことにより、返し技も廃れてしまっていた。しかしキン肉万太郎やスカーフェイスといった新たな使い手の出現により再び返し技の復活・改良が進むようになる。これらのように、キン肉バスターの使い手たちは返し技の名手でもある。ミートによるとバスター技の使用者は同時にバスター技の受身の名手でもあり、相手に技をかけられても通常よりダメージが低いという。オリジナル技はエル・マテマティコが編み出したメキシコ式の複合関節技の一種ラ・マテマティカである。いわゆるキン肉バスターの形で持ち上げて締め上げ各関節にダメージを与える。日本ではサムソン冬木がメキシコ帰還後に持ち込んだサムソン・ストライカーが初となっている。マテマティコの状態から後方へ倒れ込むように投げる技であった。相手の頭部から背面に打撃を与える形はブレーンバスターの変形とも言える。こちらはマテマティカの型からジャンプせずに両膝をマットに着地する技である。これらは漫画『キン肉マン』中でキン肉バスターが使われるよりも前に生まれている。ただし、作者のゆでたまごの嶋田隆司はTwitter上にて、(ラ・マテマティカが原型ではなく)オリジナル技であると発言をしている。日本のプロレスで使用されるキン肉バスターは、『キン肉マン』からの影響が強いが、かけられた側の技ダメージは見た目よりはるかに高く、冬木が危険すぎると一時期禁じ手にしたという側面もある。ただし、漫画と同型で使おうとした場合、受ける側のみならず、かける側にも体の負担が大き過ぎるため、垂直に着地することは難しい。主な使い手としては気仙沼二郎(気仙沼落しの名で使用)やモハメド・ヨネ、池田大輔、大王QUALLTがあげられる。アメリカのプロレス団体TNAでもサモア・ジョーがマッスルバスターとして使用している。とくにモハメド・ヨネは「キン肉バスター」名称の使用にキン肉マンの原作者・ゆでたまごの公認をもらっている。また丸藤正道とのグローバル・ハードコア・クラウン戦にて、マットから持ち上げ、尻餅で着地するという完全形に近いキン肉バスターを放ったことがあり、違いがあるとすればジャンプの高度だけである。しかし、彼は後に『キン肉マン 特盛』で「以前、試合でキン肉バスターを使ったら、(相手の)記憶が吹っ飛んでしまった」と語っている。Aトレインは、相手を抱え上げてから後方に倒れ込むキン肉バスターを使用している。2009年5月29日に行われたキン肉マニア2009のメインイベントでは、美濃輪育久とキン肉マンが交互にキン肉バスターを掛け合っている。美濃輪は相手を抱え上げてから膝で、キン肉マンは尻で着地しており、美濃輪のキン肉バスターは「掟破りの逆キン肉バスター」と呼ばれている。『キン肉マン』以外の対戦型格闘ゲームやプロレスゲーム作品でも、キン肉バスターやそのバリエーション技が名前を変えて登場する。ただしフォーム自体は異なる場合が多い。『NEEDLESS』や『ボボボーボ・ボーボボ』『Mr.FULLSWING』『銀魂』『神光援団紳士録』などの特に集英社の作品でパロディとして使われる。
出典:wikipedia
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