滋賀県立びわ湖フローティングスクール(しがけんりつびわこフローティングスクール)は、滋賀県在住の小学5年生などを対象にした学習船「うみのこ」を運営する県の機関。事業主体は滋賀県教育委員会。滋賀県内の全ての小学5年生が学習船「うみのこ」(湖の子)に乗船・航海し、宿泊をともなう教育を実施している。郷土への理解や対人・協調関係を養う「ふれあい体験学習」のほか、琵琶湖を教育の場所としていることから、同湖の環境を主なテーマとした「びわ湖環境学習」を行っている。なお、複数の学校が同時に乗船・航海し、他校の児童と混合したグループ分けを行った上で体験学習を行う。このほか、「琵琶湖・淀川流域小学生交流航海」として、他府県の小学生を含めた航海を行うこともある。運営はびわ湖フローティングスクールのスタッフのほか、「湖の子」サポーターや食育「湖の子」守り隊など、市民ボランティアが組織され支援を行っている。2012年(平成24年)には内閣総理大臣賞である第5回海洋立国推進功労者表彰を受賞した。 <受賞理由>「青少年の健全な育成及び琵琶湖の環境保全を目的として、昭和58年から琵琶湖上において、学習船「うみのこ」(総トン数928トン)による、滋賀県内の全小学5年生を対象に、船ならではの宿泊体験学習を実施。地方自治体自らが船を所有し、船の教育的機能を小学校の教育課程に明確に位置付け、学校教育の一環として船内での湖上宿泊体験学習を実施していることは全国に類を見ない教育活動として注目されている。」船内の旅客施設は、主たる利用者である小学5年生を基準としたサイズで設置されている。各室定員20名の宿泊室(大部屋)、学習室、食堂(定員110名)、会議室、見学室など船内設備のほか、カッターボートを搭載。また、バリアフリー設備として車椅子用の搭乗リフターやエレベーターが設置されている。運航は琵琶湖汽船が受託している。当船は就航25年を経過したことから船舶の代替が検討され、基金が設けられているほか、ふるさと納税を活用した寄付のための条例を設けている。普段は小学生向けの学習船として運航されているが、びわ湖フローティングスクールの理解などを目的として一般向けの航海が行われることがある。
出典:wikipedia
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