伊藤 憲一(いとう けんいち、1938年3月7日 - )は、日本の国際政治学者。専門は国際政治学、戦略論。公益財団法人日本国際フォーラム代表理事(理事長)、東アジア共同体評議会会長、グローバル・フォーラム代表世話人、特定非営利活動法人世界開発協力機構(WSD)副総裁、日本会議代表委員、青山学院大学名誉教授、カンボジア大学名誉博士。東京都出身。1960年に一橋大学法学部を卒業し外務省に入省。ハーバード大学留学等のあと、在モスクワ、マニラ、ワシントンの日本大使館書記官、南東アジア一課長などを歴任し、1977年に外務省を退官した。外務官僚としての実務的経験と国際政治学者としての学問的見識が結びついたかたちで、戦略的観点から現実主義に基づいた日本の国家戦略を提唱しつづけている。現在の日本政府の外交理念である「積極的平和主義」という理念は、伊藤がその著『「二つの衝撃」と日本』(1991年)で初めて提唱したものとして知られている。外務省退官後は、1980年から2006年まで青山学院大学に教授として在籍するかたわら、1980年から1987年までジョージタウン大学戦略国際問題研究所 (CSIS) 東京代表、1985年から1986年まで東京大学教養学部非常勤講師などを兼務した。また、公益財団法人日本国際フォーラム、グローバル・フォーラム、日本紛争予防センター、東アジア共同体評議会などの国際問題にかかわる非営利の諸シンクタンクの設立を主導した。産経新聞の「正論」メンバーとして同欄に定期的に寄稿しているほか、新聞・雑誌・テレビ等のメディアへの露出も少なくない。また、テレビ朝日で毎朝放映されたニュース番組「おはよう!CNN」でキャスターを務めたこともある。伊藤は、「戦争」には起源があるという。それは「民族移動」や「景気循環」と同じように一定の社会的条件が満たされたときに初めて発生した社会現象であるという。したがって、「戦争」を生み出す社会的条件を制御すれば、「戦争」そのものの制御が可能になるはずだ、との論理を導入する。伊藤は、「戦争とは、人類の遺伝子に組み込まれた生理現象などではなく、いまから約1万年前にいくつかの社会的条件が満たされて初めて発生した社会現象の一つである」という。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。