『Bビーダマン爆外伝』(ボンバーマン ビーダマンばくがいでん)は、1998年2月7日から1999年1月31日まで名古屋テレビ発テレビ朝日系列にて全48話放送されたテレビアニメ。キャラクターとしてのボンバーマン、またホビー商品としてのビーダマン初のテレビアニメである。当時のビーダマンはあくまでもボンバーマンの派生商品として展開されていたため、このような2つのキャラコンセプトが合体した作品となった。また、名古屋テレビのアニメ枠制作からサンライズが撤退(ただしスタッフの一部は本作と次作に関与)、さらに1998年4月には土曜夕方17時00分の枠から日曜朝7時00分の枠に移動した(これ以降、それまでの土曜夕方17時00分枠は各局ローカル番組、週によってはゴルフなどのスポーツ中継に充てられている)。これにより、『獣神ライガー』が放送されていた1989年10月以来、8年半ぶりに名古屋テレビ制作のアニメ枠と30分後のスーパー戦隊枠が連続する形となり、現在のニチアサキッズタイムの基礎が形作られた。前番組『勇者王ガオガイガー』までのスーパーロボット路線から一転して感情移入しやすいキャラクターを使ったライトな作風のアニメとなったが、ボンバーマンたちがロボットに乗ることでこれまでのコンセプトは少なからず継承され、ロボット同士の合体やパワーアップなどといった要素も受け継がれている。本作でのロボットの最終形態は「セイントドラゴン」であるが、登場は最終話のみである。『爆外伝シリーズ』はアニメ化されていないI・IIを含めて全5作ある。しかし他の爆外伝がI・II・III・V(Vはビクトリーと呼称されているが、5作目ということで「ファイブ」とのダブルミーニングとなっている)とローマ数字が後に付いているのに対し、本作には『IV』と付けられていない。2016年現在、DVD・Blue-ray版はリリースされていない。しろボンやあかボンたちが住んでいるビーダシティに、あおボンとグレイボン博士が引っ越してきた。博士らが古文書を解析した結果、このビーダシティに「ダークビーダ」と呼ばれる悪の組織が攻めてくることがわかり、ダークビーダからビーダシティを守るためにロボット「ビーダアーマー」と共に引っ越してきたのだという。その後しばらくは特に事件も起こらなかったため、しろボンたちは博士の杞憂だったとしてビーダアーマーを遊びに使っていたが、後に古文書どおりダークビーダが登場。(じゃんけんで)パイロットに選ばれたしろボンは、ダークビーダとの戦いに身を投じることとなる。ビーダシティ編は第3話からスタートする。また、ビーダシティ編はオープニング「きっと明日は晴れるから」のタイトルロゴの登場パターンが、伝説編と若干異なっている。さらに1話から9話までと、10話以降では劇伴が異なる。千年もの昔、まだビーダシティがビーダ王国と呼ばれていた頃の話。ブルーソアラー太陽系にあるビーダ王国の王子・しろボンはある時、オレンジボン老師との稽古中に父・ゴールデンボン王に呼び出される。ゴールデンボンは力による太陽系の支配を目論む邪悪なダークボン皇帝となっており、ノルアーク帝国を建国していた。彼はしろボンに太陽系征服への協力を迫るも、しろボンはそれを拒否。そしてエースパイロット・くろボン率いる親衛隊によって投獄され、処刑されそうになる。しかし、反乱軍ネレイドの一員・あかボンとネレイドに力を貸す科学者・Dr.グレイボンの協力によってしろボンは救出される。そしてしろボンは反乱軍からノルアーク帝国を倒し、太陽系を救うためにはプラネットエンブレムを持つ7人の勇者が必要と告げられる。宇宙を航行中に出会った運送屋・きいろボンや水星の富豪の御曹司・みずいろボンも仲間に加わり、しろボンはネレイドの一員としてノルアーク帝国と戦うことになる。1話と2話では、物語のプロローグである伝説編が描かれている。設定としてはビーダシティ編の千年前にあたり、一部に同じ人物が登場するものの世界観は異なっている。基本的には前年に玩具展開された爆外伝IIIを踏襲しているが、話数の関係上、ストーリー展開や基本設定に多少の相違点が見受けられる。ダーク皇帝が支配する侵略軍団。ダーク皇帝を除く構成員は総じてビーダマンにはない普通の口があり、ダーク皇帝とダークプリンス以外の男性と女性は毒キノコを思わせる穴状の凹みや突起を複数持った頭部を持っている(なお、女性のダークビーダ全員とダークジゴロは頭髪を持っている)。加えて、両肩にサポーターを付けている者が多い。四天王は総じて仮面を被っており、その素顔は一般のダークビーダと同じである。また、四天王同士は総じて他のメンバーとは仲が悪い。ビーダシティ攻略の担当者は失敗が続くとダーク皇帝によって空中に浮かぶ石の牢獄に幽閉され、次の四天王に出撃の権利が移る。物語後半ではダークプリンスが登場し、攻略を担当。なお、彼らのビーダマは邪悪な心のために赤黒く濁っている。ビーダシティ編の世界では、永年続いた平和により軍隊は解体され、かつて生産されたボンバーファイターもほとんど現存していない。その代わり劇中では、ボンバーファイターの発展型であるビーダアーマーが登場する。ボンバーファイターにはないビーダアーマーの特徴として、ライドモード(移動形態)とアーマーモード(戦闘形態)の2形態に変形する点が挙げられるが、それ以上に特筆すべきはビーダカプセルの存在である。このカプセルはコクピットとしてアーマーの頭部に合体しており、非常時には脱出装置として機能、操縦者の安全を確保する。また、カプセルそのものは単体で治療装置として使用でき、ビーダマンのビーダエネルギーを回復させることも可能である(しろボンの回復によく使っていた)。ホワイトブロス、ブルーブレイバー、イエロークラッシャーはプロフェッサーボンの残した合体アーマーの設計図を基にしており、ブラックガトリンガーを始めとするくろボンのビーダアーマーを開発したのはプロフェッサーボンである。以下はアニメ未登場のメカである。ビーダアーマー同様コクピットがビーダカプセルとなっている小型マシーン。四天王のアーマーはそれぞれ四神を冠した名前が付けられている。操縦席はレバーではなく2つの球が埋められており、そこに気を送り込み機体を稼動させる。なお、動かすには強い気が必要で、ダークジゴロが鎧玄武を動かそうとした際、思うようにいかなかった。しかし、ビーダマ発射用のエネルギーはパイロットの気とは別にダークエネルギーを充填する必要があり、エネルギー切れに陥ると移動や飛行は可能だがビーダマ発射が不可能になる。四天王のアーマーとダークプリンスの銀戎瑠にはビーダアーマーに採用されているビーダカプセルの技術を応用したダークカプセルが搭載されており、プリンスは自らにエネルギーを充填したり、四天王のエネルギーを吸収したりしたこともあった。それ以外の機体はクラヤミとハイパーモミテンション、シャドー操縦のダークビーダ戦闘機を除き、操縦席のレバーで操作する。以下はアニメ未登場のキャラクターである。以下はアニメ未登場のキャラクターである(反乱軍側とは異なり、キャラクターの対比図にシルエットと名称が記されていた)。以下はアニメ未登場のメカである。以下はアニメ未登場のメカである。先にも述べたように、本作では爆外伝IIIで1年間かけて描いた内容を、わずか2話に凝縮して描いている。そのため、本作未登場のキャラクターとメカが存在するなど、基本設定がやや異なったものとなっているおり、これにともない、ストーリー展開にも様々な差異が生じている。※玩具についてはビーダマンを参照のこと。
出典:wikipedia
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