『アニマル1』（アニマルワン）は、「週刊少年サンデー」で連載されていた川崎のぼるの漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ。第14回（昭和43年度）小学館漫画賞受賞作品。アマチュアレスリングを舞台に、オリンピックをめざす主人公・東一郎の姿を描く。兄弟が多い（7人兄弟）家族という設定は、後年の同作者による「てんとう虫の歌」にも引き継がれている。父・小助や5人の弟と妹・ナナ子と共に、船で暮らしていた東一郎は、東京は墨田区にある「河岸中学校」へ転校してきた。だがその日、校内に乱入してきた暴れ牛を叩きのめしたことから学校の人気者となり、様々な運動部から勧誘される。そんな中一郎は、一見ひ弱な山彦正率いるレスリング部から勧誘を受け、山彦とレスリング勝負をするが、いとも簡単にのされてしまった。この一件でレスリングに興味を覚えた一郎はレスリング部に入部し、メキシコオリンピック目指して猛特訓を行うことになる。ブラジル出身、ジャックのローリングストーンとアニマルドロップを再現してみせる。1968年4月1日 - 9月30日までフジテレビ系列で放送された。全27話。作詞：武井君子　作曲・編曲：玉木宏樹フジテレビ、札幌テレビ（月曜 18:00 - 18:30）、新潟放送、東海テレビ、関西テレビ、四国放送、西日本放送、テレビ西日本ほか32局「アニマル1」は主人公・東一郎のあだ名であるが、このあだ名は公式戦186連勝でギネスブックにも掲載された1964年東京オリンピックの金メダリスト・渡辺長武（フリースタイル・フェザー級）のそれ（「アニマル」）に由来する。

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