スピカちゃんはかつての札幌テレビ放送(STV)および同社が運営していたイベントホール「札幌メディアパーク・スピカ」のマスコットキャラクター。札幌メディアパーク・スピカのオープン年に合わせて2000年1月1日から登場した。誕生日も同日である。スピカなどで開催される主にSTV主催のイベントによく登場した。テレビでのレギュラー出演は無かったが、ごく稀に「どさんこワイド」の番組マスコットどさんこ君が休暇をとっている間、代役として出演していた事もあった。また、同局製作の「朝6生ワイド」「どさんこワイド」などのセットにぬいぐるみが置かれていた。その表情の愛くるしさ、青と白だけの色あいで構成される個性的なキャラクター像は静かな人気を呼び、幅広くファンを獲得した。「さっぽろ雪まつり」では2005年の市民雪像にスピカちゃんの雪像が制作され、北海道新聞にスピカちゃんがお礼をするという記事とイラストが掲載された。また、2006年と2007年には、すすきの会場にて氷像が制作されている。スピカちゃんの得意とするポーズにはジャンプやピースサイン、両手で抱きしめる仕草などがあるが、新しいものでは2008年3月以降の新ネタとして小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」のモノマネが追加されている。専ら子供たちからは無理難題なポーズのリクエストを求められることもあったようだ。STVは2008年から新しく男の子と女の子のキャラクター「ファイビー&ファイニー」を起用。その後もスピカちゃんはイベントホールのマスコットとして活躍していたが、2008年3月9日に札幌メディアパークスピカが閉館したことにより活躍の場を失い、故郷のスピカ星へ帰っていった。スピカちゃんのホームページにはお別れのメッセージが掲載されている。過去のSTVのマスコットキャラクターには、1994年から北海道の形を模したムササビのキャラクター「スティービー」が、そして開局40周年を迎えた1998年にはスティービーの妹としてリボンが付け加えられた「となりのサッちゃん」がいた。スピカちゃんの「スピカ」とは、いわゆる星座のひとつで「乙女座」一等星スピカ、からそのまま取られた。ゆえにキャラクターは星の妖精的なものになる。名前の表記はたいていはカタカナで、アルファベットで呼ばれる(或いは書かれる)ということはまずない。全身、青尽くめで、顔の部分だけが白い。両目と口が描かれ、胸元には「スピカ」と「STV」の頭文字である「S」の字が描かれ、頭部にはトレードマークとなっている角のような突起(アンテナ)が伸びる。性格は活発で、人懐っこく、好奇心がある。更に2006年には自分の気に入った出来事を見つけると頭の突起が光で点滅する、という特徴が付け加えられた。どちらなのか今もって不明。このキャラクターのファンである民主党の北海道議会議員蝦名清悦がSTVに直接電話で問い合わせたことがあったが、そのときも「どちらとも決まっていないようですが…」という返答しか得られなかったと自身のブログで語っている。結局このキャラクターだけは性別という概念はないようである。「スピカ」内にあったグッズコーナー(S-plaza)では、スピカちゃんのキャラクターが描かれたタオル、Tシャツ、マグカップ、傘、くねくね鉛筆(ひょろ長く、くねくねと曲る特殊加工がなされた珍しい形の鉛筆)、シール、バインダーが、また子供向けグッズにスピカちゃんぬいぐるみ(大・小各サイズあり)、スピカちゃんハンドマペット(当初は一般発売はされなかった)がなどが販売されていた(すべて既に終売)。ぬいぐるみ版では、原型のキャラクターの姿からはかなりデフォルメされているが、ハンドマペット版では、原型のスピカちゃんに近い表情、姿を留めている。大泉洋が2002年に「1×8いこうよ!」の企画でスピカちゃん柄の全身タイツを着て「リアルスピカちゃん」としてさっぽろ雪まつりの「STV広場」(大通10丁目)に登場した事がある。観光客から写真のお願いをされたが、一緒に写るのではなく、シャッターを押すよう頼まれたとか。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。