


大峠道路(おおとうげどうろ)は、国道121号の山岳狭隘区間である福島県喜多方市から山形県米沢市まで25.2kmの事業路線名である。通称大峠レインボーライン。福島・山形県境区間にまたがる旧道ルートは1887年に福島県により開削され、このルートの開通により、福島県 - 山形県 - 秋田県の物資輸送が本格化した。1934年に改良工事がおこなわれ、自動車通行が可能となり、会津若松市と米沢市を結ぶ路線バスが運行開始されたが、2012年現在は定期路線としては廃止されている。しかし1960年代に入り、砂利道で幅がせまい箇所が多く、11月 - 5月は冬季通行止めとなっていたことから改良を求める声があがり、1974年に現行ルートへの改良事業に着手となった。現行ルートは1984年に核となる全長3,940mの大峠トンネルが貫通、1992年8月9日に大峠トンネルを含めた県境区間14.47kmと喜多方側の一部4.1kmが完成した。その後、熱塩加納村(現喜多方市)の一部区間(1.7km)が開通し、2009年12月19日には喜多方側2.5kmが開通し、未成区間は残り2.6kmとなった。これらのバイパスは冬季の路線維持のために、最上級の除雪体制・道路監視体制が整えられており、福島県側の7つのトンネル群は、通称「虹のトンネル」と呼ばれている。これらのバイパスの開通により、喜多方市より福島県道16号喜多方西会津線経由で国道49号へ出れば、南陽市から国道113号経由で日東道や国道7号へ出るより走行しやすいこともあり、高速道路料金を避けるために九州・四国・近畿・北陸と東北・北海道を往復する大型長距離トラック・トレーラーの通行量が急増することになった。2010年9月11日に福島県道333号日中喜多方線で代替されていた最後の未成区間が開通し事業開始から37年目にして全線開通した。総事業費は560億円であった。なお、大峠道路が全線開通していないという理由から、特に山形県側において路肩崩落及び土砂崩れが酷く通行止めとなっていた旧道ルートが長らく国道の本道に指定されてきたが、全線開通後2011年10月25日に福島県側が、2012年1月6日に山形県側が正式に降格された。山形・米沢方面の順番。2005年度(平成17年度道路交通センサスより)平日24時間交通量(台)注釈
出典:wikipedia
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