東岡崎駅(ひがしおかざきえき)は、愛知県岡崎市明大寺本町四丁目にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。駅番号はNH13。manacaの利用が可能である。若年世代を中心に「ひがおか」と略されることがある。1923年に開業。岡崎市の中心市街地に位置し、市内の駅で最も利用者が多い。また、市中心部のバスターミナルとして、多くのバス路線の発着地となっている。岡崎市都市整備部東岡崎・藤川地区整備課は、老朽化した駅施設の改修および駅周辺のバリアフリー化を進めるため、平成18年度より地区住民・専門家・交通事業者などで構成する岡崎駅交通結節点整備検討会を開催し、東岡崎駅および駅周辺地区の再整備に伴う基本計画を策定した。それによると、老朽化した現在の駅ビルを建替え、橋上駅舎・新駅ビル・自由通路(デッキ)を一体的に整備することとし、新駅ビル直下にバスターミナルを整備する方針を示した。しかし、当初計画に示された駅前の交差点を覆うデッキなどは圧迫感が強く、利用者の負担が大きいとして見直しを求める声が出たことから、駅前広場北側から駅前の道路をまたぐ1本だけに規模を縮小し、残る動線の確保は交差点の改良などで対応する代替案を示した。一方、当初計画では新駅ビル予定地を挟んで東西に分かれていた一般車乗降スペース・タクシーのりばを、東側の1箇所にまとめ、西側のスペースには新たに歩行者広場を設けることとした。(平成21年2月時点)橋上改札は2013年4月1日に供用開始した。バスターミナル6番乗り場は完成後もこれまで通り使用できず降車場となっている。島式2面4線の地上駅で橋上駅舎を有する。地形の都合上西側が高架となっている。改札口は地下の1ヶ所と橋上駅舎内の1ヶ所の計2ヶ所で、出口は地下改札北口と地下改札南口と橋上駅舎入口の3つ。南口はJR発足後の1989年に地下通路を延長して新設、整備された。駅のホームの幅はやや狭く、特に名古屋方面のホームは朝ラッシュの時間帯に人でいっぱいになる。売店は名古屋方面のホームに設置されていたが、2008年10月に閉店し自販機コーナーとなった。2006年2月1日に改札口正面に観光案内所が設置された。4番線は1985年に設けられたもので、それまでは1番線が上下副本線の役割を兼ねていた。そのため、現在でも上り線から1番線に出入りすることができる。また、上り線名古屋側から2番線に入ることもできるが、出発信号機がないため豊橋側に発車することはできない。現在、上り列車が下りホームから発車することはないが、当駅終着の上り最終電車は1番線に直接進入する。上り営業列車が当駅で折り返す場合は、上りホームに到着後、豊橋側本線上に引き上げ、渡り線を通って下りホームに入線する(美合駅などへ一旦回送してから入線することもまれにある)。これにより、進入時の信号待ちがなく、同一ホームでの乗り換えが可能となっている。なお、名古屋側・豊橋側とも片渡り線であるため豊橋側から3・4番線への入線、3・4番線から名古屋側への発車はいずれもできない。1番線の名古屋側に留置線が1本あり、当駅始発または増結の下り列車に使用する(上り列車は矢作橋駅の留置線を使用する)。名鉄では通常、停車場(場内・出発信号機がある駅)に停車する列車に対しては本線に入れる場合でも場内信号機に注意信号を現示して進入させるが、当駅の2番線(下り本線)については進入部のポイントが55km/h制限で十分減速でき、駅の先も高架区間のため、青信号で進入させている。長年、発車標はソラリー式が使用されてきたが、2010年12月8日にフルカラーLED2段表示の列車案内が改札口とホームに設置され、12月23日から使用開始された。同時に2番線にあった乗車位置案内は撤去された。さらに、駅自動放送も、近年の名鉄主要駅で普及しつつある、「種別・行き先」の順に読み上げるタイプのものに変更された。2010年12月24日に橋上駅舎とともに使用開始されたエレベーターは従来の地下改札口へは繋がっておらず、ホーム豊橋寄りに新たに設置された橋上駅舎内にある東改札口に繋がっている。橋上駅舎へはエスカレーターでも繋がっている。橋上駅舎から駅南側へは直接出られない(駅南側にある名鉄協商の駐車場につながっているため階段を下りれば一応行ける)。4番線が新設される以前は普通列車の系統・運用が当駅で完全に分かれており、1番線に両方面行きの2列車が同時に停車して発車待ちをする場面が長らく見られた。北口にある駅ビルは1958年(昭和33年)の建造で、2階と3階に岡ビル百貨店が入居している。しかし老朽化が著しく、2016年までに当駅を橋上駅化する計画があるため、取り壊される予定である。名鉄の駅の中では、名鉄名古屋駅、金山駅、栄町駅に次いで、4番目に利用者が多い(名鉄の名古屋市外の駅の中では、最も利用者が多い。)。岡崎城下町の東側に設置されたため、駅名に「東」と付与されているが、JRの岡崎駅より岡崎市役所に近い(ちなみに「東岡崎」と付く由来はかつて隣駅の岡崎公園前駅が「西岡崎」という駅名だった名残である)。JR東海が旧国鉄時代に岡崎 - 名古屋に特定運賃を導入して以降、運賃・所要時間などJRの利便性が相対的に向上し、岡崎駅周辺が近年開発されてきた為、岡崎駅に近い市南部の住民などの利用客がJRへ流れてはいるものの、現在も当駅が実質的な市内交通の要衝であり、中心駅の位置にある。普通列車の運転系統は一部を除いてこの駅で区切られている。名古屋方面からの列車のうち半分(毎時2本)は行き先と列車番号を変更して国府方面へ向かい、逆に国府方面からの列車は全て(毎時2本)が行き先を変更して名古屋方面へ向かうことになっている。よって、残りの名古屋方面からの列車(毎時2本)だけが東岡崎で折り返す。2013年現在のダイヤでは、快速特急豊橋行きと普通伊奈行き、特急豊橋行き・急行(準急)豊川稲荷行きと普通東岡崎止め、急行岐阜行き・快速特急新鵜沼行きと普通犬山(豊明)行き、急行一宮行き・特急岐阜行きと普通岩倉行き(14時台まで)がそれぞれ緩急接続を行う。当駅をはさんで準急のまま運転される列車は基本的になく、平日朝の国府行き1本を除き当駅で急行または普通に種別変更する。1992年から1999年まで午前中の一部の特急(現在の快速特急)は知立駅を通過し、新安城駅にも停車しなかった(別の系統が停車)ため、当駅を出ると神宮前駅までノンストップだった。名古屋本線神宮前駅以東で事故など何らかのトラブルが発生するとこの駅で打ち切りとなることが多い。なお、過去には近鉄からの直通列車や8000系・8500系ディーゼルカーによる高山本線直通特急「北アルプス」の間合い特急などもこの駅に姿を見せた。北口は、商業施設や飲食店などが立ち並ぶ商業地域となっている。しかし、2005年に駅前唯一の大型スーパーだったユニー東岡崎駅前店が閉店するなど、集客力が低下している。また、多くのマスコミの支社・支局などの取材拠点がある。一方で、南口には予備校などの建物があるが、駅前を左に抜けると住宅地に入る。特記以外は名鉄バスが運行。
出典:wikipedia
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