『フェイス/オフ』("Face/Off")は、ジョン・ウー監督のアクション映画。1997年に制作され、アメリカに進出したジョン・ウーの出世作。彼が手がけたものの中で『レッドクリフ』や『』に次いで成功した作品といえる。ジョン・ウーが、ハリウッド進出して初めて「自分の好きな様に撮れた」と誇るアクション作品。といった「ジョン・ウー節」とも言われる要素のすべてがつぎ込まれている。序盤のチェイス・シーンでは、セットではない本物の滑走路での中型ジェット機と捜査車輌を使用している。メイン・テーマは『自分自身の証明』という哲学的なもの。ニコラス・ケイジとジョン・トラヴォルタの秀逸な一人二役の演技も話題となった。特にトラヴォルタの役は2013年の『キリングゲーム』一般試写会にてショウゲートが行ったアンケート“好きなトラボルタ作品”で1位を得るほど高い支持を得ている。FBI捜査官のショーン・アーチャーは、6年前に息子を殺されて以来、テロリストのキャスター・トロイの行方を執念深く追っていたが、やがて彼が弟とともに空港から逃亡を図るとの情報を掴み、罠を張って激戦の末逮捕する。ついに宿敵を逮捕したアーチャーだが、キャスターがロサンゼルスに細菌爆弾を仕掛けていたことが判明。キャスターは植物状態、彼の弟ポラックスは兄しか信用せず、爆弾の在り処を聞き出すことができない。苦慮した末アーチャーはキャスターの顔を自分に移植してキャスターになりすまし、ポラックスが収監されている刑務所に入獄する。しかしそこにキャスターがアーチャーの顔を付けて現れた。キャスターは麻酔切れとともに蘇生し、医者にアーチャーの顔を自分へ移植させたうえ、すべての関係者を抹殺してしまったのだ。彼は自分で仕掛けた爆弾を(アーチャーとして)自ら解除し英雄となっていた。刑務所を出ることもできず、自分の顔や地位、家族までも奪われたアーチャーは、キャスターに復讐をはたすべく脱獄し戦いを挑むことになる。•ジョン・ウーは演出時に、トラヴォルタにはケイジの演技VTRを見せ、ケイジにはトラヴォルタのVTRを見せ、互いの特徴や癖を研究するよう指示した。•ジョン・ウーが監督を引き受ける条件として、当初は濃かったSF色が大幅に削減された。•中盤の激しい銃撃戦のさなかにオリヴィア・ニュートン・ジョンの虹の彼方にが流れる対位法のシーンがある。これは脚本には書かれておらず、ジョン・ウー自身のアイデアである。またこの曲の著作権使用料をスタジオ側が拒否し、ジョン・ウー自身が支払った。このシーンが効果的だったことを認めたスタジオ側は、後にジョン・ウーの自己負担分を補填した。•登場人物の名前がアーチャーは射手座、キャスターとポラックスは双子座の兄弟の名前からと、12星座に由来している。•冒頭でキャスター・トロイが狙撃に使用するライフルはレミントンM700。消音器が装着してある。•キャスター・トロイが使用している2丁拳銃は、スプリングフィールド・アーモリーM1911A1-V12s。銃身にゴールドのカスタム塗装、グリップは特注でドラゴンを施してある。•ショーン・アーチャーが常用しているのは、ザウエル&ゾーンのP226。•クライマックスの教会でのメキシカン・スタンドオフの時、ニコラス・ケイジが使用しているのはベレッタM92FS。
出典:wikipedia
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