カリビアンシリーズ()またはセリエ・デル・カリベ()は、ラテンアメリカの国際野球大会である。各国・地域の国内ウィンターリーグを勝ち上がったチームが毎年2月に集い、ラテンアメリカ王座をかけて争う。カリビアン・ワールドシリーズ()とも呼ばれる。1949年にキューバ、パナマ、プエルトリコ、ベネズエラの4か国・地域が参加して初開催された。キューバで1959年に革命が発生し、フィデル・カストロ政権によってプロスポーツ制度が廃止された影響で、1961年から1969年までは大会が中止された。1970年からはプエルトリコとベネズエラにドミニカ共和国を加えた3か国・地域で大会を再開。翌年からはメキシコが加わり、4か国・地域体制となった。1999年頃から、キューバ復帰の可能性が探られるようになる。特に2006年3月、第1回ワールド・ベースボール・クラシックにおいてキューバ代表が準優勝の好成績を収めると、監督のイヒニオ・ベレスが「シリーズへの招待も待っているよ」と発言するなど、再参加の可能性が大きくなっていった。2012年には同国野球連盟の会長に就いていたベレスが、厳しい国家財政のため大会開催費用の負担が必要な正式参加国にはなれないが、そうではない招待国としてなら大会に参加してもよいと述べた。折衝の末に2013年6月、翌2014年の大会からキューバが復帰することが決まった。大会は基本的に参加国のいずれかで開催されるが例外もあり、1990年と1991年の2大会はラテンアメリカからの移民(ヒスパニック)が多いアメリカ合衆国フロリダ州マイアミで開催された。また2008年大会は、プエルトリコのリーグが財政難のために活動を休止したことから、代わりに開催国のドミニカ共和国から2チームが参加している。現在の参加チームは、以下の各国・地域冬季リーグを制した球団である。ただし各チームとも、それぞれが所属するリーグの他球団からシリーズに向けて選手を補強することが認められている。シリーズではまず参加5球団が総当たりを1回、つまり1チームにつき4試合のリーグ戦を行う。最下位を除く4球団が決勝トーナメントへ進出し、準決勝で1位と4位、2位と3位が対戦する。そして勝者どうしが決勝戦で相まみえる。2012年大会までは総当たり2回のリーグ戦のみで、最も優れた勝率を残した球団が優勝となっていた。2013年大会で上位2球団による優勝決定戦が導入され、翌2014年大会からはキューバの復帰によって参加国が増えたため決勝トーナメント制になった。
出典:wikipedia
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