『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』(Teenage Mutant Ninja Turtles)は1984年にミラージュ・スタジオから出版されたアメコミを原作とするアニメシリーズ、および作中に登場するグループの名称である。略称は「TMNT」もしくは「忍者タートルズ」「ミュータント・タートルズ」。1984年にミラージュ・スタジオから出版されたケヴィン・イーストマンとピーター・レアードによるアメリカン・コミックが、タートルズの原作である。この小規模出版された白黒漫画は世界的に成功したシリーズとなり、1987年のアニメシリーズ、1990年の実写映画に至る多数の関連商品を生み出した。近年でも、2003年の新アニメシリーズの成功(2008年より新章突入)と、2007年製作のCGアニメ映画により、玩具においても1994年にプレイメイツからタートルズのキャラが乗り物に変形する「マイティミュータントシリーズ」が発売された(日本でもタカラ(現・タカラトミー)が1995年に「マシンミューテーションシリーズ」として発売している)。2009年から権利・製作は全てニコロデオンに買収され、2012年から新アニメシリーズが放送された。2014年は誕生30周年となり、実写映画も製作された。1984年5月にニューハンプシャー州ポーツマスで行われたコミック・コンベンションで、『イーストマンとレアードのティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の最初のコミックが公開された。イーストマンとレアードの設立したミラージュ・スタジオから刊行されたこのコミックは、安価な新聞用紙に白黒印刷された大判の雑誌スタイルの同人誌であり、僅かに3000部のみが印刷された 。もともとは一回限りのパロディ企画として作られたこの作品は予期せぬ好評を博し、74号に及ぶ続編が制作されることになった。タートルズのアイデアは、ある晩にケヴィン・イーストマンが友人ピーター・レアードとのブレーンストーミングで描いたスケッチから生まれた。バンダナを身につけた背の低いずんぐりした亀がヌンチャクを構えているそのスケッチは、のろまな冷血の爬虫類と素早く技巧的な日本の武術とのミスマッチにより、非常に滑稽な印象を二人のアーティストに与えた。レアードの提案により、二人はそれぞれ異なった武器を得意とする4匹の亀のキャラクターを創造した。タートルズが登場する最初のコミックは、1980年代前半の二つの有名なアメリカン・コミックのパロディであった。ティーンエイジャーのミュータントたちが登場するマーベルの『ニュー・ミュータンツ』と、ニューヨーク市の地下組織を支配するために決闘を行っている忍者集団が登場する『デアデビル』が、その元ネタである。タートルズが敵対するザ・フット(=足)はデアデビルに登場する悪の忍者組織ザ・ハンド(=手)のパロディである。イーストマンとレアードは『タートルズ』に多大な影響を与えた作品として、フランク・ミラーとジャック・カービーによるこれらの革新的な作品を、しばしば引用している。2003年のアニメ版にも、カービーという漫画家が登場するエピソードがあり、その回の冒頭に「ジャック・カービーに捧げる」とクレジットされていた。これとは別に、1988年にアーチー・コミックから、1987年のアニメ版に基づいたシリーズが発行された。また日本では、1994年に小山田つとむ・槙村ただし・はまだよしみらによる『ミュータントタートルズ』(全15巻)という漫画版がメディアワークスから発行されていた。さらに、2011年にはIDWからタートルズの漫画の出版が開始された。ニューヨークでペットとして飼われていた4匹の亀は、動物を人間のような姿に変えるミュータンジェンの力によってタートルズに変身してしまう。タートルズは下水道の中で、同じくミュータンジェンによって変身したネズミであるスプリンターと出会う。スプリンターの飼い主だった日本人の忍術家ハマト・ヨシは、かつて彼が所属していた忍者の一族であるフット団と、そのアメリカ支部の頭領オロク・サキことシュレッダーにより殺されたのだった。スプリンターはヨシの仇を討つためにタートルズに忍術を教える。最後にタートルズはシュレッダーと対決し、シュレッダーはビルの屋上から転落して自爆する。本作における4匹の亀の主人公。普段はニューヨーク市の下水道の中で暮らしており、犯罪者やエイリアンと戦ったり、時にはタイムトラベルによる冒険を行ったりする。1940年代のスーパーヒーローチーム。原作のキャラクターや複数のメディアに登場したキャラクターについて記述。各メディアでの描写や一つのメディアでしか登場しないキャラクターはリンク先を参照。作品によって仲間と敵の立場が大きく異なるキャラクター。俗に「旧亀」・「クラシック」と呼ばれることもある旧テレビシリーズ。1987年12月28日からシンジケーション番組として放送され、1990年以降は、CBS放送で1996年11月2日まで放送された。全10シーズン、194話。日本ではその約半分が放映された。第8シーズンである170話からシリアスなストーリー展開になり、デザインも変わっている。OPがSeason1~3・4序盤・7、Season4序盤~6(映像が変わる)Season4中盤~後半(OP2基準でイントロ、2番削除)で変わり、Season8~10でOP、EDが大幅に変わる。日本語版は『アイドル忍者タートルズ』のタイトルで、NHK衛星第二の「衛星アニメ劇場」で1991年5月6日から7月15日にかけて短期間放映された後、1993年10月6日からは『ミュータントタートルズ』のタイトルでテレビ東京での放映が始まった。地上波版の翻訳では、脚色・演出を担当した岩浪美和の影響か日本独自のアドリブやギャグを加えた親しみやすい内容となり、1995年9月27日まで2年間、102話に渡って放送される人気番組となり、特に2年目はテレビ東京系列の最長寿アニメであった。その後、何度も再放送されている。タカラが米国プレイメイツ社の玩具を輸入販売、こちらも大ヒットとなった。1991年から翌年にかけて吹き替え版のビデオが15巻まで発売されているが、衛星とも地上波ともキャストが全て異なる。実写版も三作作られたが、それもまたすべて吹き替えのキャストが異なる。また東和ビデオ版では日本独自のアドリブやギャグが抑えられている。日本オリジナルのエンディングテーマなども作られた。また、前述の漫画版とは一部設定が異なる。スプリンターはタートルズの飼い主「ヨシハマ・タケシ(吉浜武士)」自身がネズミのミュータントとなった姿で、シュレッダーの本名は「サワキ・オロク(沢木尾禄)」となっている。登場人物は漫画版や玩具版の印象を残しつつ生き生きと動けるようマイナーチェンジされている。放送日時は1995年3月時点のものとする。1996年、テレビ放送終了から数ヵ月後に発売されたOVA作品。前作と違い、日本側ですべて新しく制作された。玩具の「スーパータートルズ」と「輝光(メタル)ミューテーション」シリーズのプロモーションアニメ。キャストは、ビーバップ役が津久井教生に変わったが、その他のメインキャラクター陣はテレビ東京版と同じ。オープニングテーマエンディングテーマ米国フォックス放送内の4KIDSTV(旧:Fox Box)にて放送され、シーズン7からCWテレビジョンネットワークで放送。旧作とは作風やキャラクターデザインが大幅に異なり(デザインや設定は比較的原作に忠実。キャラクターの等身が上がり、タートルズは鉢巻きをしている間瞳から黒目がなくなった。スプリンターは老齢。)シュレッダーも冷徹な悪役となっている。日本では2007年4月2日から2008年3月31日まで、テレビ東京系にて毎週月曜夕方6:00(アニメ530枠後半)から放送していた。実質的な制作は韓国の同友アニメーションが担当している。OPはSeason1~3、Season4前半、Season4後半~5で若干歌詞が変わっている。日本語版は独自演出によるギャグやアドリブが多い。また、放映局によっては週ごとの本編終了後にレオナルドが「ガレッジセールのお2人、この後はよろしく!」と言った後に次番組「ガレッジ×ビレッジ」の司会・ガレッジセールのゴリが「はいはーい、任せとけ!」と受け答えるジャンクションが使用されている。テレビ東京版ではポケモンショックの問題で残像処理などのさまざまな修正が見られたが、海外版ではそのままである。日本語版のDVDは2010年に販売予定だったが急遽中止となり、2015年現在においても販売されていない。また前作のようなヒットは日本ではあまり見られなかった。110話のNightmares Recycledは子供向けにしては内容が暗すぎたため未完成、未放送に至った。2003年版シリーズの続編だが、99年後の世界にタイムスリップしたタートルズとスプリンターが、エイプリルとケイシー・ジョーンズの曾孫とともに戦うという新展開になっている。リアルデザイン志向だった2003年版よりもカートゥーン調の強い絵柄になり、色彩も明るく華やかになっている。また、これまでのシリーズでは無かったタートルズ4人の体格差が表現されている。通称FF(FAST FOWARD、早送りの意)。Season6という扱いになっている。2008年秋より本国で放映開始。キャラデザインはFFよりも更にカートゥーン色を強め、タートルズは全員ハチマキをした状態でも黒目が見えるようになった。瞳の色はそれぞれの体色に準拠している。また、FFで表現されていた体格差がより顕著になっている。
2003年版・2006年版シリーズの続編的な位置づけだが、タイトルロゴはそれまでのものとは別にデザインされている。サブタイトルはBACK TO THE SEWER(略称BTTS)。Season7という扱いになっているニコロデオンが4KIDSTV(旧:Fox Box)とミラージュ・スタジオから権利を取得し、現在ニコロデオンで放送中の新シリーズ 。日本では「ミュータント タートルズ」のタイトルでテレビ東京系列において2014年4月4日から9月26日まで毎週金曜日朝7:30に放送された。今までのアニメシリーズとは異なり、フルCGアニメーションとなっている。そのためデザインが今までと大きく異なっている。また、怒りマークといった漫符も多用されている。エイプリルが今までのお姉さんタイプから普通の子供になっていたり、ミケランジェロとドナテロの武器が若干変わっている。また、1987年版のように黒目が復活していたり(ただし白目になることもある)、ピザ好きな設定が全面的に出ている。前作同様、声優によるアドリブなどもある。全体的にコミカルな話が多くシリアスな話は抑えられており、日本人にも受け入れやすくなっている(ただし、日本未放送のシーズン2以降からシリアスな話やホラー要素が増えている)。日本語版は今まであった次回予告がEDの最後に次回のサブタイトルだけ表示されるようになり、専用のコーナーがなくなった。原語版のテーマ曲は1987年版をラップ調にアレンジしたものになっており、日本版でも提供クレジットや宣伝スポット等で少しだけ使われている。前作および前々作同様日本語版のDVDの販売はされてないが、2015年9月よりAmazon.comプライムビデオからSeason1の全26話分が配信開始された。権利の都合上OP、EDは原語版が使用されている。 シーズン2(日本未放送)ではミュータジェンで変異し大型の亀のミュータントになりタートルズと敵対するが後に和解。共闘する事になる。順序は北米放送分に準拠する。フォックス放送内のFox Kidsにて『ニンジャ・タートルズ:次の突然変異(Ninja Turtles: The Next Mutation)』のタイトルで1997年から1998年まで放送。日本放映未定。全26話。サバン・エンターテイメント製作。実写映画化作品には、これまで1990年代の三部作と、2014年版、2016年版とがある。また、アニメーションでの劇場用長編映画化作品には2007年版がある。1990年に実写映画化され、アメリカで1億3500万ドル以上の興行収入をあげ、この年にアメリカで公開された映画の中で興行収入5位となるヒットとなった。この成功により続編が作られ、計3作のシリーズとなった。1990年3月30日公開(日本では1991年3月21日公開)ビデオ版の吹き替えではラファエロは「ラファエル」になっている。M.C.ハマー が音楽を担当したことでも話題を呼んだ。三部作の中でこの1作目のみビデオ版とテレビ版の2パターンの吹き替えがある。スタッフ1991年3月22日公開(日本では1992年4月24日公開)スタッフキャスト1993年3月17日公開(日本では1994年7月29日公開)本作はキャストが87年地上波になっているが前作の続編となっているためか、設定がアニメと実写の中間となっている。エイプリルやケイシーなどはドナテロを「ドナテルロ」と呼んでいる。DVDの字幕テロップでは、過去の作品に合わせているが吹き替えを担当している声優が87年地上波なためか、スプリンターが息子と呼んでいるのに、それらしい台詞もない。アドリブが多く、ラファエロやミケランジェロの一人称は「僕」のはずがテロップでは「俺」になっており、口調も字幕と異なっている。また呼び名も本作に合わせていない等、87年地上波のキャストが台本を一部無視しているのがわかる。これは日本語版の『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』と日本語吹き替え版の『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』で、アドリブや台本が一部無視する演出が控えめされたからである。コミックボンボン1994年6月号~11月号にみかえる・はーと作画でコミカライズが連載された。スタッフキャスト2007年3月25日公開(日本では劇場公開されず、2008年2月8日にDVD、Blu-Ray Disc、HD DVDで発売)本作は2003年版のキャラクターとストーリーを基に構成され、シュレッダーが倒された後の話となっている。日本語吹き替えはテレビ東京版での声優陣が担当されているが、東和ビデオ版(1987年版)と2012年版のように独自演出によるアドリブやギャグが抑えられている。3DCGアニメーションとなっている。スタッフキャストリブート版で、これまでの映画化作品とは関連のない作品となっている。製作はマイケル・ベイ率いるプラチナム・デューンズが行い、北米での配給はパラマウント映画が担当した。2014年8月8日に北米で劇場公開され、日本では2015年2月7日に劇場公開された。エンディング曲「Shell Shocked」に日本のRIP SLYMEが日本オリジナル歌詞をつけた日本語版テーマソング「ナイショデオネガイシマス」が作られた。本作は週末全米興行収入ランキングにて初登場から2週連続で1位となり、日本でも週末興行収入にて初登場1位(観客動員数では2位)となった。第35回ゴールデンラズベリー賞では、作品・監督・脚本・助演女優(ミーガン・フォックス)・前日譚/リメイク/盗作/続編賞の5部門にノミネートされ、助演女優賞の1部門で受賞した。なお、第2作の製作をパラマウントは決定し、2016年6月3日公開予定と発表している。チャンネル6のレポーター、エイプリル・オニールはニューヨーク市の港で犯罪シンジケート「フット団」の構成員達が忍者らしき集団に襲われる場面を目撃したが上司も証拠が無い事を挙げ信じなかった。ニューヨーク市はエイプリルの亡き父の勤務先だった大企業サックス社との契約を更新していた。「フット軍団」のボス、シュレッダーは鍛練中部下達の失態を聞く。殺されると分かっていても鍛練に付き合うほど「フット」の主従関係は徹底していた。シュレッダーは部下たちに忍者の正体を探ることを命じる。再び忍者集団が地下鉄に現れたフット軍団を叩きのめし、SWATの到着と入れ替わりに去っていった。エイプリルは様子を写真に収める事ができた。忍者は人語を喋る亀で、師匠は人語を喋る鼠だった。そして、彼らとエイプリルとは過去に接点があった。一方、フット軍団達はある邪悪な企みを遂行していた。※括弧内は日本語吹き替えその他吹き替え - 伊藤和晃、佐久田脩、長島真祐、杉村憲司、落合佑介、志賀麻登佳、遠藤大智、高橋研二、土門敬子、北田理道、小林未沙、竹内栄治、小林親弘、野一祐子、手塚ヒロミチ、中尾智、堀井千砂、影平隆一、関雄、高杉義充、長谷川芳明、倉田彩花『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』(ミュータント・ニンジャ・タートルズ シャドウズ、原題:")は、2016年公開のアメリカの映画。2014年の映画『ミュータント・タートルズ』の続編にあたる。日本公開は2016年8月26日公開予定。日本での配給は東和ピクチャーズ(東宝東和の子会社)。なお日本での配給におけるニコロデオン・ムービーズで東宝東和が関わるのは、『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』以来である。※ カッコは日本語吹替版キャスト。コナミからこの作品を題材にしたゲームソフトが多数、過去に発売されている。特に記載が無い場合はベルトスクロールアクションゲーム。日本国外では2003年版シリーズ以降のゲームソフトがPS2、GC、Xbox、GBA、DSなどで発売されており、2007年には映画公開と連動してユービーアイソフトがTMNTの名前で発売している。また、1991年にデータイーストが、ピンボールの国内販売を担当(当時配布されていたプレイングマニュアルでは「ティーンタートルズ」と記載)。以下のリストは日本国内で発売されたゲームソフトのリストである(メーカーは全てコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント))。日本国外で発売されたゲームソフトについてはを参照。アーケードファミリーコンピュータゲームボーイスーパーファミコンメガドライブ
出典:wikipedia
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