『風雨来記2』(ふうらいき2)は、フォグが2005年11月10日に発売したPlayStation 2用の恋愛アドベンチャーゲームである。北海道を舞台にした恋愛アドベンチャーゲーム『風雨来記』の続編。「みんなが、知らない、オキナワ」が本作のキャッチフレーズで、沖縄本島と石垣島が舞台となっている。移動モードからADVモード、記事製作モードという基本的な流れは変わっていないものの沖縄県と言う地域の特性上、相違点も多い。このゲームで書かれる記事は沖縄県の観光案内に留まらず、文化や歴史、風習に至るまで詳細に描写されている。主人公、相馬轍は心光展で高成績を収め、「最高の一枚」を追い求めての旅から旅への忙しい日々を送っていたが、いつしか一人で旅を続けていくことに迷いを覚えるようになっていた。その折、沖縄県では「美ら島」展(ちゅらしまてん)というインターネット上のコンテストが行われることになり、沖縄県に本拠を構える広告会社経営の元先輩から動けない自分の代理としてコンテスト参加を依頼されるが、乗り気になれず断ろうとしていた。そんな轍をつき動かしたのは沖縄県からの一通の手紙。それは死んだ「アイツ」からの手紙だった。コンテスト参加を決めた轍は愛車とも共に沖縄県に上陸。ニライカナイ……沖縄県に伝わる理想郷を求めての旅が始まった。移動モードは前作のダンジョン風の画面とは違い、マップの上を目的地に向かって点が進んでいく形に変更されている。前作の移動モードが終盤あたりになると面倒に感じられただけに、大幅な処理速度のアップに繋がる今作の形式は好評ではあるが、臨場感が減ったとも言う向きもある。また、移動が体力ゲージ消耗型からポイント消費型に変わり、ポイントを消費したらその場でキャンプをするのではなく、拠点にしているスタジオGIAS(ガイアス)に戻ることになる。沖縄本島のみならず石垣島や竹富島といった離島にも足を伸ばすので、その時は愛車から離れることになる。移動形式の変更によってポイントを自力で探し出すことができず、ある特定のポイントに行くことで初めて表示されたり、人からの紹介によって新しく現れる形となっている。ADVモードでの移動は、マップ周回型ではなく往路から復路まで一本道になっていて、後戻りをすることができない。また写真撮影も24枚と決められていて前作のように際限なく撮ることができない。主人公は明らかにデジタルカメラを使用しているにも関わらず、上限24枚とはあまりにも少なすぎるため、不満の声がある。ポイントを消費するか中断するかしてGIASに戻ったら記事を作成する。一つの場所につき記事が一本しか書けないものの、記事の候補を写真同様に残しておくことができるので、前作以上に撮る写真と残しておくべき写真の見極めが重要になってくる。ランキングの上下によってエンディングが変化しないのは変わらないが、ヒロインと一緒にいった場所を記事にしないとヒロインがすねてしまい、それにより行くことができない箇所も存在するため前作よりも重要度が増している。なお、前作とは違って沖縄県を旅している旅人と積極的にからむイベントはあまりない。これは沖縄県が狭く周遊タイプの旅が成り立ちにくいこと、愛車を持っていくには費用と日数がかかりすぎるという北海道と沖縄県の違いが上げられるだろう。前作とは違い、一人旅エンディングというものはない。またヒロイン平均年齢が大幅に下がっている。全員が妹属性を持っている。ストーリーの流れは前作の時坂樹エンドを引き継いでいる。結ばれても別れるというストーリー展開は前作とは変わらないが「永遠の別れ」ではなく再会できる余地があるのが前作とは違うところである。「離れていても心は通じている」が主題。前作のような性行為を暗示する描写は無い。
出典:wikipedia
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