『デトロイト・メタル・シティ』 ("Detroit Metal City") は、若杉公徳による日本のギャグ漫画。またはそれを原作とした日本映画・テレビアニメなどの作品。白泉社『ヤングアニマル』において2005年から2010年まで連載された。話数カウントは「TRACK-」。番外編は「BONUS TRACK」と表記される。タイトルはキッスの楽曲デトロイト・ロック・シティから。デスメタル界の帝王と称されるインディーズ・メタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のボーカル・ギターの“ヨハネ・クラウザーII世”。しかし、その実態はおしゃれなポップ・ミュージックを愛する平凡で弱気な音楽青年・根岸崇一であった。この両者の間のギャップと根岸の苦悩がもたらす笑いを主軸とするギャグ漫画である。キッスや聖飢魔IIを彷彿とさせる「白塗り」「自称悪魔」など、ヘヴィメタルに対して日本の一般大衆が抱く間違ったステレオタイプなイメージを最大限に利用し、このキャラクター像と一般社会とのギャップを強調することで笑いを生み出し、人気を博した。2008年には、実写映画化された。しかし、性的な表現を絶叫するなど従来からのヘヴィメタルへの誤解を更に助長させるような描写が多く含まれており、「BURRN!」など従前よりのメタル支持者たちはこの漫画に対して否定的であった。原作者である若杉は、いわゆるHR/HMやデスメタルなどはあまり聴かず、詳しくない。『フラッシュEX』のインタビューで「自分がデスメタル愛好家なら、このようなギャグマンガとして取り上げはしなかっただろう」と言う趣旨のコメントをしている。ちなみに、カヒミ・カリィのファン。「このマンガがすごい!2007」(宝島社)オトコ編1位。「このマンガを読め!2007」(フリースタイル)1位。若杉はこの作品を出版社に売り込む前、彫刻家として活動している弟に見せたところ「つまらない」と言われた。しかし作品は大ヒットとなり、以降若杉は「弟の言う事は信用してません」と発言している。主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼は、ポップミュージシャンとしてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。ところが、事務所から根岸が演らされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタル・バンド「デトロイト・メタル・シティ(通称DMC)」のギター・ボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。メタルは嫌いな根岸だったが、いざステージに立ってみると秘められたメタルの才能を発揮し、瞬く間にバンドは大ブレイク。根岸自身の思いに反してクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなる。デトロイト・メタル・シティの登場人物を参照。基本的に全曲オリジナルで根岸が作詞作曲しており、連載本誌に付録で解説つきのジャケットが付いた。一部のファン達によってDMCの「コピーバンド」が結成されている。DMCの歌詞に対し自作のメロディや演奏を付け、曲としてネットなどで公開しており、また演奏をネット上に公開するだけでなくコミックマーケット70ではCD化して頒布しているサークルも確認された。その後OVA化、映画化にあわせて新たに作曲、音源化されたものが公式にCD化され、発売された(詳細は後述を参照)。アルバム「魔界遊戯」の曲順は以下の通り。『ヤングアニマル』以外での登場(他作品上のパロディ含む)を記述する。白泉社よりJETS COMICSとして刊行されている。全10巻。累計発行部数は600万部を突破した。STUDIO4℃が制作したOVA。全12話、24エピソード構成。PG-12指定。WOWOWにて2009年2月6日から2009年3月14日まで毎週2本ずつ放送された。2010年には、関西テレビが1月12日から同年2月2日まで「笑撃エピソード集」として8話分の傑作選を放送したほか、アニマックス(CS放送)が、2月9日から全12話を放送した。2008年8月23日より、実写映画が全国東宝系にて公開。キャッチコピーは、「僕がしたかったのは…こんなバンドじゃない!!」。2010年1月23日に「土曜プレミアム」(フジテレビ系)で放送された際、一部のセリフに動物の鳴き声や効果音などをかぶせたり、字幕を「×××」と伏字にするなどの自主規制が施された。ただし、伏せられた単語の中にはある場面においては伏せられていないものがある。興行成績は公開2日で観客動員24万7000人、興行収入3億5000万円。公開3週目で観客動員100万人を突破した。公開4週目には、興行収入20億円突破。最終23.4億円。映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第57位
出典:wikipedia
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