ファミコンテレビC1(ファミコンテレビシィーワン)は、シャープから1983年に発売された、ファミリーコンピュータの機能を内蔵した、ブラウン管テレビ。正式名称はマイコンピュータテレビC1。任天堂との共同開発によるもので、ファミリーコンピュータを内蔵している。ファミリーコンピュータとはコンポジットビデオ経由ではなくRGB接続されており、画質が鮮明だった。そのため、当時のファミコン雑誌の画面写真にはよく使用されており、本機種が生産中止になった際は流通在庫を求めて編集者が秋葉原を探し回ったという都市伝説がある。また、故障して廃棄される際もファミコン部分は無事なことが大半なため、部品取り目的で不動品を買い求める者がおり、ジャンクも流通した。海外版はNES互換機として、Sharp Nintendo Televisionの名で発売された。「JR GRAPHIC」というドット絵を描くソフトと「TV NOTE」というメモ機能のソフトを内蔵し、『ドンキーコングJR.』の1面と4面のみのバージョンと『ドンキーコングJR.の算数遊び』のEXERCISE(カセットには「JR.算数レッスン」と書かれている)を収録した特別版カセットが付属する。「ワギャンランド」などの後期に出されたナムコの作品や「燃えろ!!プロ野球」など、一部遊べないゲームが存在する。カセットが差し込まれているかの判定に、音声用の信号線を使用しているためである。拡張音声が使われているゲームでは、ソフトが差し込まれていないと判定され遊ぶことができない。イジェクトスイッチはない。前面からカセットを差し込む構造上、ディスクシステムやデータックは使用できない。オプションとして、「PLAYBOX BASIC」というファミリーベーシックとほぼ同機能(メッセージボードの代わりにバイオリズムを追加)のカセットと、専用のキーボードがある。シャープは後に、ファミリーコンピュータとディスクシステムを統合したツインファミコン、ビデオ編集機能付き編集ファミコン(別名ファミコンタイトラー)、スーパーファミコンとテレビを統合したSF-1を発売している。PPUはファミコン本体のものと異なり、映像信号がRGB出力可能なため、改造用に部品取り目的でのC1の買い占め、シャープのサービス部署へ補修部品を請求する動きがあった。
出典:wikipedia
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