マルチポスト()とは、同一の内容の文章を複数のニュースグループや掲示板に別の記事として投稿すること。クロスポストとは区別される。本来はネットニュースからの用語であるが、は電子掲示板などで多く使われる語である。元々は、同じ内容の記事を複数のニュースグループ(カテゴリ)にクロスポスト機能(後述)を使わずに別個の記事として投稿する行為を指した。マルチポストという言葉はインターネット利用の多様化に伴い、ニュースグループに限らず電子掲示板やメーリングリストといった、知識の集積と共有を目的としたさまざまな形態のコミュニティー(ナレッジサイト)への投稿についても援用されるようになった。マルチポストはマナー違反であるとして嫌う傾向が強いとされる。日本では一般的に「ポスト」と言えば誰もが知る郵便ポストを連想するが、英語の「」は、広告、告知や意見などを壁や電柱など目立つ所に張り出す掲示や告示する事を表す動詞の意味も持っている。「マルチポスト」は、多い、複数、多重などを意味する「」を冠したものである。日本語ではカタカナ言葉ではなく、漢字で「多重投稿」とも言われる。複数、多重(Multi)の投稿(Posting)=マルチポスト(Multiposting)と言われはじめた。マルチポストされる記事の内容は、疑問、質問に対する回答、助言を求める場合か、宣伝(spam)が多く、雑談の内容で使われる事例を見かけることは少ない。質問や助言を求める場合、ネットニュースにおいては、クロスポスト機能を良く理解していない初心者が、個別のニュースグループにそれぞれ投稿をしてしまうことを指すが、電子掲示板においては、同一の電子掲示板内の類似カテゴリ(例えばメールソフトについての質問であれば、ソフトウェア、インターネット、さらにはコンピュータの機種やOSに関するカテゴリ)に重複投稿される場合を指してマルチポストということが多い。理由としては、適切なカテゴリを見つけられず、どこに投稿してよいかわからないために、関係のありそうなカテゴリすべてに投稿しておくケースが多い。また、電子掲示板のシステムには、書き込み内容を複数の類似カテゴリに所属させるクロスポスト機能が搭載されておらず、投稿時には最終的に特定の1つのカテゴリを指定せざるを得ないこともある。(ニュースグループであれば、クロスポスト機能でとりあえず複数の関連カテゴリを指定しておき、Q&Aのツリーの途中でカテゴリの変更ができるシステムになっている)別のシステム(「OKWave」、「Yahoo知恵袋」、「カカクコム」、「2ちゃんねる」など別個のサイト)への重複投稿もマルチポストといえる。マルチポストがマナー違反と見なされるのは、以下のような理由による。こうしたことから、回答をする意欲を失わせたり、不快な気分にさせてしまう場合がある。しかしながら、どうしても早く回答が欲しい時や、多様な回答を得たい時、そのコミュニティでは回答が得られそうにない場合などにマルチポストを行なう場合もありえる。その場合、少なくとも以下のことを書き加えた上で文章を投稿することが望ましい、とする意見もある。しかし、。もちろん、コミュニティの運営者によって禁止されている場合(mixiなど)は、マルチポストを行なってはならない。ネットニュースの場合、1個の記事に複数のニュースグループ(カテゴリ)を指定して投稿するクロスポストという機能がある。一見マルチポストに似ているが、ネットニュース本来の機能であるため、極端に投稿先カテゴリが多いか、全く無関係なカテゴリへ投稿しない限り、失礼な行為にはあたらない。クロスポストの場合、投稿先ニュースグループの1個の投稿を閲覧すれば、指定された他のニュースグループ上の投稿を見なくて済む(閲覧済みになる)機能がニュースリーダーに備わっている。一方でナレッジマネジメント:「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」的な視点からの意見では、ため、。その背景にある、インターネット自体が「ネットコミュニティや掲示板に集まる人の集合体」と捉えられていた時代から、「有名無名な人が保有する情報の集合体」というWeb2.0的な捉え方に移行しつつある事象を見逃すことはできない。マルチポストを1コミュニティだけでなくネット全体のマクロな視点から見ると、回答が複数コミュニティに分散されたとしても、インターネットに集積されることに変わりはない、という主張である。そして、Google等の検索エンジンを利用すればそうした情報を俯瞰的に見ることが可能なため、情報収集者にとっては知識が集積されたという事実が重要であり、マルチポストか否かは問題ではない。また。
出典:wikipedia
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