コーディー("Cody")は、カプコンのアクションゲーム『ファイナルファイト』シリーズなどに登場する架空の人物。フルネームはコーディー・トラバース("Cody Travers")。本作の主人公の一人。マーシャルアーツの達人で、ナイフ捌きの名手。恋人のジェシカをさらった犯罪組織マッドギアを倒すために立ち上がる。服装は白いTシャツにブルージーンズ。エンディングでは、無事救出したジェシカから逃げようとする。そしてジェシカに対して自らを「普通には生きられない男」と称し、それで構わないなら付いて来て欲しいと語りかけた。スーパーファミコンの移植版ではマイク・ハガーとともにプレイヤーキャラクターとして登場しているが、この移植版のROM容量の都合で外されたガイのほうがコーディーより人気があったので、2年後に発売されたマイナーチェンジ作品『ファイナルファイト・ガイ』ではコーディーはガイと入れ替わりに外される(ただしオープニングデモの文章と高難易度でゲームをクリアしたときに見られるSDキャラクターによるデモで出番がある)。キャラクター設定は映画『ストリート・オブ・ファイヤー』の主人公「トム・コーディー」がモデル。キャラクターデザインを担当した安田朗は「世の中、個性的な格好をしていれば個性的な人だとは限らない。その逆がコーディーである」と語っている。『ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』)では初代『ファイナルファイト』のエンディングの発言をバッドエンディングと解釈した設定になっている。マッドギアを壊滅させメトロシティに平和が訪れたが、コーディーは平和な生活に馴染めず、ケンカに明け暮れた末、傷害罪で投獄されてしまう。恋人であったジェシカも、そんなコーディーに愛想を尽かして彼の元から去っていった。戦いを抜きにしては生きられない彼は、厚さ50cmのコンクリートの壁を壊し脱獄してはストリートファイトをし、気が向いたら牢に戻るという生活を繰り返していたが、それでも満足のいかないコーディーは、より強者と戦うため、満たされない何かを求め旅立つ。今作では無気力かつ皮肉屋な言動が目立ち、ステージ間の勝利台詞もそれに準じている。さらに服装も手錠と囚人服に変更され、勝利ポーズでは敵であった悪徳警官のエディ・Eに追われるなど、キャラクター性が大幅に変更された。その変化は、かつて共に戦ったガイはおろか、敵であったロレントですら驚いている。ただし、完全に根が腐っているわけではないらしく、自身のエンディングではガイの苦戦を見て彼に加勢し、そのままベガをサイコドライブごと撃破している。両手に巻いたバンデージは監獄内でも拳の鍛錬をしていた証拠であるとされる。『ファイナルファイトリベンジ』の時代設定は初代『ファイナルファイト』と『ZERO3』の間となっている。マッドギア残党の内部抗争が勃発し、ジェシカが行方知れずになったことで再び戦うことになる。勝利ポーズでは写真を見つめて「ジェシカ…」とつぶやくことがある。日本版のエンディングでは暴行殺害の現行犯としてエディ・Eに逮捕されて投獄されるという『ZERO3』に繋がるような結末であるが、逮捕された理由や状況が『ZERO3』のバックストーリーとは異なっている。また、ポイズンのエンディングでは、『ZERO3』と同様の囚人服姿のコーディーが登場する。弟の「カイル・トラバース」が主人公となっており、同作の登場によって「コーディー」がファーストネームであることも判明した(これ以前の作品ではコーディーのファミリーネームの設定がない)。同作ではコーディーは囚われの身となり、新開発のドラッグを投入され「デスコーディー」に変貌してカイルに襲いかかるが、カイルに敗れて自我を取り戻す。なお『ZERO3』とは違い、コーディーは囚人ではない。同作ではオレンジ色の半袖ボタンシャツに色落ちしたブルージーンズ、両手にバンデージというラフな服装をしている。『スーパーストリートファイターIV』(以下『スパIV』と表記)から、ガイとともに追加キャラクターとして登場。服装は『ZERO3』と同様に囚人服。裏コスチュームにタンクトップ&ジーンズの服装がある。『ZERO3』にもあったナイフ攻撃に加えて、ウルトラコンボ「ラストドレッドダスト」では『ファイナルファイト』にも登場する鉄パイプの他、レンチでの攻撃も行う。コーディー使用時は、ガイがライバルとして登場する。ライバル戦のBGMは『ファイナルファイト』のオープニングテーマを哀愁が漂う仕上がりにアレンジしたものになっている。『スパIV』ではガイ使用時にローズがライバルで登場するなど、使用キャラクターの中でコーディーが「ライバル乱入」するキャラクターは1人もいない。『ウルトラストリートファイターIV』(以下『ウルIV』と表記)からロレント使用時にライバルとしてコーディーが出てくるが、この2人が互いにかけ合う演出はなく普通に戦いを始める。当初は『ファイナルファイト』ベースのコーディーを出す予定だったが、日本国外で人気があるのは『ZERO3』のコーディーで「こっちではダークヒーロー的なキャラクターが人気があるんだ」という声もあり、『ZERO3』ベースで登場することになった。『ファイナルファイト2』ではジェシカと共に旅に出ており、オープニングデモで姿を見せるのみで使用キャラクターとしては登場しない。『ストリートファイターZERO2』ではTシャツとジーンズ姿でガイのステージの背景にジェシカと共に登場する。女性キャラクターが近くに来ると見とれてしまい、隣にいるジェシカに殴られる演出がある。『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』でも『ZERO2』と同様にデパートステージの背景でジェシカと一緒に闘いを観戦している。ゲームボーイアドバンスで発売された『ファイナルファイトONE』は基本的に『ファイナルファイト』の移植版であるが、隠しキャラクターとして『ZERO3』版のコーディーが登場する。ストーリーも専用のものが用意されており、1989年のメトロシティに彼がタイムスリップしたという設定になっている。ステージが進むにつれコーディーの内面が変化していく描写があるが、エンディングは通常のものと同じになっており、その後のコーディーがどうなったのかについては描かれていない。なお、このバージョンのコーディーは攻撃力が異常に高く、体力の高いアンドレをコンボ1セットで倒すほどになっている。『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズでは個別キャラクターカードが存在するが、ニンテンドーDS版では『ZERO3』版のカードのみ登場する。『ストリートファイター X 鉄拳』では『スパIV』と同様の囚人服姿でDLC追加キャラクターとして登場し(PS Vita版では最初から使用可能)、ガイと「ファイナルファイトタッグ」を組む。『鬼武者Soul』ではイベントでガイ、ハガーと共に『ファイナルファイト』の設定で登場。「時のねじれ」により『鬼武者』の時空まで飛ばされ、そこで出会ったプレイヤーをマッドギアだと疑い勝負を仕掛ける。『アドベンチャークイズ カプコンワールド2』でも『ファイナルファイト』の設定でクイズの出題者として登場する。『バイオハザード0 HDリマスター』ではコーディ―の『ZERO3』の囚人服が、ビリーの追加コスチュームとして登場している。『ファイナルファイト』ではガイやハガーの中間に当たる、バランスの取れたタイプである。また彼だけがナイフを接近戦用の武器として使うことが出来る(敵がコーディーの近くにいれば手に持って突き、遠くにいれば投げつける。他の2人は投げるのみ)。またアーケード版のみ、ナイフを持って攻撃できる場合には手に持ったナイフが赤く光る。連続技は「ジャブ→ジャブ→ボディブロー→アッパーカット」の順に出るが、ボディブローを振り向いて出してわざと空振りさせることで連続技を途中で止め、すぐさま最初のジャブを敵に向かって出すことで、一切の反撃を許さずに倒すことができる(通称パンチはめ)。『ストリートファイター』シリーズでは彼が戦う場合のみ、ステージの中央にナイフが落ちており、専用のコマンドで拾って攻撃に使用可能。『ZERO3』でV-ISMを選択したときのみ、相手の攻撃の一部を自動で避ける特殊能力が付くが、その一方でガードゲージが極端に短いために一旦守勢に回ると脆い面がある。『スパIV』では通常技と必殺技に優秀な技が揃っており、牽制や攻めを対応して振り分けることで自分のターンを作りラッシュに持って行けるが、バックステップの性能が極端に悪く、無敵技が隙の大きなEX技しかないので、一端守勢に回ると切り返すのが難しい。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。