再帰的頭字語(さいきてきとうじご、)は、その正式名称の中にそれ自身が含まれている頭字語を指す。自己言及型頭字語とも。コンピュータ関係ではハッカー(そして特にマサチューセッツ工科大学)が略語と頭字語の中に更に他のまたは同じ略語を入れる事が好まれていた。その最初期の例はおそらく、1977年~1978年頃のMagicSixのエディタのTINT("TINT Is Not TECO")である。これにヒントを受けて二つのLISPマシンエディタがEINE ("EINE Is Not Emacs") とZWEI ("ZWEI Was EINE Initially")と名づけられた("eine"はドイツ語で「1つの」を、"zwei"は「2」を意味する)。近年の例:GNU Hurdの"Hurd"は更に凝っていて、"Hurd"は"Hird of Unix-Replacing Daemons,"の略、その"Hird"は"Hurd of Interfaces Representing Depth."の略、というように相互再帰になっている。再帰的頭字語のいくつかは他の方法へ意味が拡張したバクロニムである。しかしPHPやRPMの様に再帰的頭字語の方が有名になった例もある。ディルバートにおいても再帰的頭字語がネタになったことがある。ディルバートが「TTPプロジェクトの『TTP』って何の略?」と聞かれ、「The TTP Project」と回答するというもので、きれいに再帰的頭字語になっているが、結局何のプロジェクトなのか全くわからない、という皮肉ネタとなっている。また、この例はRAS症候群の一例ともなっている。再帰的頭字語はコンピューター関係に限らない。例えば、再帰的頭字語はLISPの自己参照能力のデモンストレーションへ用いられる事が知られていた。例えばダグラス・ホーフスタッターはメタマジック・ゲーム(原題:Metamagical Themas)のいくつかの論文中でtatoという単語を用いた。'tato (and tato only)'という言葉を全部のtatoへ代入する:
出典:wikipedia
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