サステイン()は、英語で「支える、持続させる」と言う意味の動詞である。英語の発音上はサステインであるが、楽器にまつわる外来語、業界用語としてサスティーンが普及しており、楽器の専門誌、楽器店などでは伝統的にサスティーン、サスティンを使用、表記されている。日本の楽器メーカーであるフェルナンデスによる製品「フェルナンデス・サスティナー」の販売ページにおいては『「弦振動」を自由にコントロールするために開発された、サスティーン・コントロール・システム』『ギターにおいて最も重要な要素の一つである「サスティーン」をフェルナンデス・サスティナーが「弦振動そのもの」を持続させることによって作り出す』などと解説されている。演奏によって楽器が音の発生を開始した後に聞こえる余韻を指す。いわゆる「響き」の要素に直接関係するため、一般的には、生楽器及びエレクトリック・ギターなど音を電気的に増幅する楽器とも、その楽器の良し悪しを断定する要素として論議される例が多い。通常は楽器そのものの構造や材質によって決定されるが、音を電気的に増幅する楽器では電気的な付加装置で補正或いは拡張を行う場合もある。ピアノの鍵盤は発音後に鍵を離すとダンパーと呼ばれる消音装置により消音されるようになっている。しかし、ダンパーペダル(通常、複数のペダルのうち最も右にある)を踏むと全ての弦のダンパーを弦から離した状態で支えることができ、鍵を離した後も弦の余韻を残すことができる。電子鍵盤楽器において、ピアノのダンパーペダル機能を模したペダルはサスティーンペダルと呼ばれる。一部の電子オルガンなどでは足踏みペダルではなく膝で横向きに押すレバー(ニーレバー)に同様の機能を設定できるようになっている。シンセサイザーはオシレーターで発させた持続的な音波を、エンベロープジェネレーターで減衰させることにより、生楽器におけるサスティーンを模している。シンセサイザーにおいてサスティーンと感じるものは、ADSRにおける減衰(ディケイ=Decay)から余韻(リリース=Release)にいたる持続部分を指す。従って生楽器においてサスティーンと呼ばれる要素はシンセサイザーでのリリースに相当する。エレクトリック・ギターに使用し長時間の持続音を得るために開発された機器としてサスティナーがある。この呼称は元々は音色を加工するエフェクターのうちコンプレッサーの一種を指すものだった。その後、サステイニアック(Sustainiac)やフェルナンデスのサスティナー(Sustainer)など、電磁気的フィードバックによって弦の振動を持続させるシステムが開発された。
出典:wikipedia
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