ヴィオス(Vios)はトヨタ自動車が主に東南アジアや中近東地域で販売するサブコンパクトセダンである。生産は中国、タイほか東南アジア数カ国の工場で行われている。中国および東南アジア市場向けの戦略車種であり、L50型ターセルセダン(日本向けはコルサセダンを含む)をベースに再開発され1997年から2001年まで東南アジアで販売されていたソルーナ("Soluna" )の後継となるエントリーセダンである。2002年10月より中国で販売を開始。翌11月にはタイでもソルーナ・ヴィオスの名称で発売され、その後、台湾や他の東南アジア各国でも順次販売が開始された。ベースは初代ヴィッツ。前身のソルーナとは異なり、当時のトヨタの最新技術を反映させて作られている。一方で価格はソルーナ並みに抑えられた。外寸は全長4,285mm×全幅1,690mm×全高1,450mm、ホイールベース2,500mm。同じくヴィッツ派生セダンのプラッツがいかにもトランクを後付けしたようなデザインなのに対し、ヴィッツよりも全高を50mm下げ、ホイールベースを130mm伸ばすことで自然なスタイルを実現している。この手法は後のベルタ(←2代目ヤリスセダン/2代目ヴィオス)にも生かされることになる。エンジンは台湾・東南アジア仕様が1NZ-FE型直列4気筒1,500cc。フィリピンのみ2NZ-FE型直列4気筒1,300ccも設定される。また、タイではTRDの手によるターボ付きのモデルも用意されている。一方、中国仕様は一世代前の5A-FE型直列4気筒1,500ccと8A-FE型直列4気筒1,300ccが搭載されていたが、2006年にそれぞれ3SZ型(1,500cc)と2SZ型(1,300cc)に換装された。シフトは5速MTと4速ATが設定される。2005年暮れにフェイスリフトが行われた。台湾向けモデルは2013年までこの型が継続生産されていた。2007年3月からタイで発売開始され、その後シンガポールやインドネシアなど東南アジア諸国に順次新型が投入された。また、2008年2月29日には中国でも新型に切り替えられた。アジア専用に開発された初代とは異なり、2代目はベルタ(2代目ヤリスセダン)のアジア仕様車であり、外観や内装なども基本的に同じである。ただし、インドネシア仕様車のみフロントグリルのデザインが異なる。エンジンは東南アジア仕様が1NZ-FE型直列4気筒1,500ccのみ、中国仕様には2NZ-FE型直列4気筒1,300ccと1ZR-FE型直列4気筒1,600ccの2種類が設定される。2010年3月8日にタイでマイナーチェンジが行われ、グリルやテールランプの意匠が日本のベルタとは異なるものに改められた。このフェイスリフトモデルは翌4月には他の東南アジア諸国にも順次投入された。なお、2012年にベルタ及び北米・南米向けヤリスセダンが生産終了した後も2013年まで継続生産された。2013年3月にタイ・バンコク国際モーターショーで先行発売されたのち、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、インドネシアと順次導入され、同年11月には中国で3代目VIOS(中国名:威馳)、2014年には台湾で2代目ヴィオス、中近東諸国ではヤリスセダンとしての販売がそれぞれ開始された。2016年6月に中国で先行マイナーチェンジを実施した。
出典:wikipedia
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