『明日に向って撃て!』(あすにむかってうて!、原題: "Butch Cassidy and the Sundance Kid")は、1969年のアメリカ映画。アメリカン・ニューシネマの傑作の一つ。実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語。ラストシーンのストップモーションは映画史に残る屈指の名シーンとして有名である。日本での公開は1970年2月。2003年、この映画はアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。当初はポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが折半してゴールドマンから脚本を買い取り、ポール・ニューマンはサンダンス役で出演する予定だったがスティーブ・マックイーンが都合により出られなくなった。その後、ジョージ・ロイ・ヒル監督の薦めでポール・ニューマンはブッチ役となり、サンダンス役にはニューマンの妻の薦め(ニューマンによる述懐で諸説ある)で当時まだ無名であった ロバート・レッドフォードが起用された。1890年代の西部。西部開拓も一段落して新時代の波が現れ始めた頃、名を馳せた荒くれ者ブッチ・キャシディ (ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド (ロバート・レッドフォード)は家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組であった。ブッチは頭が良く機転の利く男で、いずれは金銀錫など鉱物資源に恵まれた南米ボリビアへ行く夢を描いていた。サンダンスは美男で名うての早撃ちであった。別の二人組ニュースとハーヴェイの誘いで、ユニオン・パシフィック鉄道の列車から大金をせしめた。そして近くの町へ向かい、サンダンスは学校の教師をしているエッタ・プレイス (キャサリン・ロス)に会いに行き、二人はエッタとのつかの間の平和な日々を過ごす。ブッチはエッタと当時の新しい発明品であった自転車で遊ぶ。やがてブッチとサンダンスが再び列車強盗をすると鉄道会社はついに、最強の刺客ピンカートン社を雇う。何とか逃げ切ることに成功する二人だったが、刺客たちは追撃をやめることはなく、ひたすら彼らを猛追する。ブッチは決意してサンダンスとスペイン語が達者なエッタと一緒にニューヨークを経て南米ボリビアを目指した。しかしボリビアはブッチが考えたほど裕福な国ではなく貧しい国であった。二人は不慣れなスペイン語をエッタに教わりながら銀行強盗を重ねていくうちに、すっかりボリビアでも有名になってしまったのだが、やがて足を洗い錫山のマネージャーのパーシー・ギャリスに雇われて給料袋のガードマンとなった。ところが給料袋を運んでいる時に山賊に奪われてギャリスは殺されてしまう。二人は山賊を襲い給料袋を取り返した。その後二人はエッタに牧場経営を勧められたがブッチもサンダンスも気乗りはせず、エッタは途中で別の道を歩む決心をし、アメリカに戻ってしまう。二人は元の強盗を働くお尋ね者になっていた。アルパコ鉱山の給料袋を奪い、近くの村の宿屋で食事をしていた。宿屋の少年はラバにアルパコ鉱山の焼き印を発見。警察に通報し、やがて駆けつけた警察隊の射撃にブッチとサンダンスは追い詰められてしまう。ビルボード誌では1970年1月3日に、週間ランキング第1位を獲得。同誌1970年の年間ランキングでも第1位。以下の記述は、1960年代に史実を調査してこの映画の脚本を8年がかりで書き上げたウィリアム・ゴールドマンがまとめたこの映画のヒーローとヒロインの3人の実在の記録として初公開時のパンフレットに掲載されたものである。しかしその後の調査で違う内容も散見されて一部は不正確でもある。今日ではボリビアでの死亡に至る経過も必ずしもこの映画の通りでなく(起こったのは1911年ではなく1909年)、また死体が2人のものとは当時確認されておらず生存説もあるが、少なくとも脚本家ウィリアム・ゴールドマンが調べた結果からこの作品を書いたことは確かである。
出典:wikipedia
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