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バクトリア語

バクトリア語(バクトリアご)は、中央アジアのバクトリア(現在のアフガニスタン北部、別名トハリスタン)を中心とする地域で使用された言語。インド・ヨーロッパ語族のイラン語群に分類される。バクトリア語は、クシャーナ朝(1世紀 - 3世紀)の時代から8・9世紀ごろまで使われた。紀元前4世紀のアレクサンドロス大王以来、バクトリア地方ではギリシア人の支配が続いたが、紀元前2世紀後半になると月氏などが侵入した。クシャーナ朝でははじめギリシア語を公用語としていたが、カニシカ1世のときにバクトリア語を公用語に改めた。文字としてはひきつづきギリシア文字を使用したため、バクトリア語はイラン語派中唯一ギリシア文字で筆記される言語になった。クシャーナ朝は勢力が広かったため、バクトリア語もインド北部から中央アジアのトゥルファンに至る地域まで使用された。エフタルの侵入後もバクトリア語は使われつづけたが、7世紀のアラブ人の侵入を経て絶滅した。バクトリア語の資料は近年まで非常に限られていたが、1990年代以降大幅に増加した。バクトリア語の資料にはカニシカ1世以降の貨幣、印章、碑文、文書および落書きなどがある。碑文は1957年に発見されたスルフ・コタルのものが有名であったが、1993年にラバータク碑文が発見された。文書は中央アジアで見つかったわずかな断片しかなかったが、1991年以降100点もの文書が知られるようになり、その多くはのコレクションに加えられた。バクトリア語はギリシア文字で書かれるが、ギリシア語にない の音を表すための文字 が追加されているため25文字になっている。玄奘は覩貨邏国(トハリスタン)で25文字から構成され、左から右に読む文字を使っていると書いているが、バクトリア語の文字を指していると考えられる。碑文の文字は通常のギリシア文字で書かれるが、文書や後期の貨幣では草書体のギリシア文字が使われ、解読が困難である。ギリシア文字のほかにでバクトリア語を書いたトゥルファン出土の文書がひとつ知られている。複数の文字体系で書かれているため、バクトリア語の音韻はほかの中期イラン語にくらべて詳しくわかっている。音韻からみてバクトリア語は東イラン語に属し、パシュトー語・ソグド語などと近縁関係にある。

出典:wikipedia

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