『Zマジンガー』(ゼットマジンガー)は、永井豪作の漫画作品名、およびその作中で主人公が乗り込む巨大ロボットの名称。1998年から講談社、マガジンスペシャル誌上にて連載。全5巻。第一巻のあとがきによれば『マジンガーZ』が漫画作品としては完結していないことを踏まえて企画された作品であり、『マジンガーZ』の完成版を目指したとされる。当時は『マジンガーZ』以外にも複数の連載を持っていたことや、『デビルマン』に力を入れすぎてしまったため、漫画としての『マジンガーZ』の出来には不満が残っていたとのこと。連載から26年という時間を経たため設定は大きく見直され、光子力や超合金Zというキーワードは登場しない新たな作品世界が生み出された。またミケーネ帝国の設定がそのままギリシャ神話をモチーフにした「超次元宇宙オリンポス」に変更され、神話の登場人物や設定が活かされている。しかし、上記の作者の企画意図に反してオリンポスとの戦いは決着を見ないまま「第一部完」で終わった。当初はテレビアニメ化も予定されパイロットフィルムも制作されたが、企画は頓挫している。アニメ化自体は形を変え、本作の設定を一部流用して『真マジンガー 衝撃! Z編』として実現している。日本の背臼山(せうすやま)から4千年以上前のギリシャ様式の古代建築物が発見され、考古学史を揺るがす大騒動となった。とある高校の古代史研究会に所属する弓さやかは、幼馴染の兜甲児らと見学に行った。さやかの父、弓弦之助はノーベル賞受賞のロボット工学の権威であり、またハイパーサイエンスファウンデーション(以下、HSF)を運営する科学者および各種学界に知られた名士であった。そのため一行は一般人は立ち入りの出来ない遺跡のそばまで近づくことができたが、その時、局地的な地震が起き、遺跡の一部が崩落し兜甲児が転落してしまう。この地震は、かつて超次元宇宙オリンポスの侵略から地球を守ろうとして倒れ地下に眠っていたZ神(ゼウス)の胎動であった。地下でZ神と出会った甲児は死にゆくZ神の頭脳体からZ神のボディーを託される。一方、地球人でありながら超次元宇宙オリンポスの神々の帝国(ゴッズ・エンパイア)に同調し地球征服をたくらむDr.地獄(ヘル)は地獄の巨人ヘル・ギガンテスと一体化し、月の裏側の基地で冥王ハデスに仕えていた。Z神の復活にともない宇宙より飛来した巨大ロボット機械獣は地球侵攻を開始する。兜甲児の操るZ神は鎧をぼろぼろにされながらも機械獣を倒した。Z神のボディーはHSFにて改修が行なわれ、地球の守護神、Zマジンガーとして復活を遂げたのだった。機械の身体を持つ地球とは別の次元の機械生命体。人間と同じような姿をしているために、元は人間のような生命体であったが優れた科学力を用いて改造、もしくは進化したと考えられている。アフロディアによれば装甲金属は心に反応して硬くも柔らかくもなるという。心を持つ存在のためキャラクターの項で解説。講談社KCDXより刊行、全5巻。小池書院キングシリーズ 漫画スーパーワイドより再刊行、全3巻。講談社KCDX、2013年の新装版、全4巻。
出典:wikipedia
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