『仮面ライダーカブト』(かめんライダーカブト)は、2006年(平成18年)1月29日から2007年(平成19年)1月21日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。ハイビジョン制作(アナログ放送ではレターボックス放送)。「平成仮面ライダーシリーズ」第7作目に当たる。キャッチコピーは「天の道を往き、総てを司る!」、「俺が正義」。仮面ライダー生誕35周年記念作品。制作コンセプトは「最強の仮面ライダー」。前作『仮面ライダー響鬼』とは打って変わり、モチーフに昆虫の採用、「変身」のかけ声の復活、バイクの常用、キックの必殺技、仮面ライダー自身による必殺技名の発声などの昭和仮面ライダーシリーズの要素、一般人の姿・怪人の姿を持つ敵、組織化されたヒーロー、ライダー装着者の交代劇など、これまでの平成仮面ライダーシリーズの要素が盛り込まれている。同時にプロデューサーの梶淳は制作発表の場で「原点回帰ではなく、仮面ライダーの限界・頂点に挑む」と述べており、企画書には「いい物は焼き直しと言われようと取り込み、不要なものは斬新そうでも容赦なく切り捨てる」と記されている。それまでのシリーズ作品でもよく登場していた「料理」が特に大きくクローズアップされており、主人公を始めとした数多くの登場人物が料理を作って嗜む描写が多数採り入れられたほか、公式サイトでも「まかない」というコーナーを設け、本編で登場した料理の実際のレシピが紹介された。コメディの比重も高く、暗く重くなりがちなストーリーを和らげ、少しでも作品全体のムードを明るくすることが心掛けられた。特に『カブト』においては、天然キャラによるものの他、不条理でシュールな展開といった、従来のシリアスな平成仮面ライダー作品ではあまり見られなかったコメディ手法が多かった。このコメディ要素はその後の作品にも引き継がれていき、特に次作『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーW』では、更に比重が置かれる様になる。技術面では、『555』以降それまでの平成仮面ライダーシリーズでも実験的に使用されてきた映像の画質が、本作品より従来の本シリーズの特徴でもあったビデオ収録映像特有のクリアで透明感のあるものから、フィルム的な粒子感の有る画質へと本格的に変化している。これは地上デジタルハイビジョン放送時代への対応を目的として『アギト』以降の劇場版で使用されているHD24P撮影システムを使用し始めたためだが、詳細なノウハウは非公表となっている。また、『響鬼』で鬼のスーツ素材に使用されたマジョーラは、本作品でもライダーのプロテクター部分に使用されている。白倉P曰く「今回は応用編」であり、前作での反省点も活かした使用がなされた。本作品の戦闘演出の中で代表的なのが「クロックアップ」である。ライダーの超高速移動は、『仮面ライダー龍騎』のアクセルベント、『555』のアクセルフォーム、『剣』のマッハジャガーなど、過去作でも取り組まれてきた。しかし本作品が過去作と大きく異なるのは、過去作で「必殺技としての高速移動」が設定されていたのに対し、本作品のクロックアップは敵味方双方が不可視かつ高速で動く事により、「常人には入り込めない世界」を作り出す点に主眼が置かれている。クロックアップの発想は『龍騎』のミラーワールドに近く、戦いの原則として設定されている。プロデューサーの白倉は、特撮誌のインタビューにおいて、「『気付いていないだけで、実は自分のすぐそばで仮面ライダーが戦っているかもしれない』という感じを出したかった」と語っている。クロックアップの演出の例については、#クロックアップを参照。玩具売上げは年間総売上71億円を記録。目標数値の75億円には若干届かなかったものの、前作『響鬼』の65億円からは向上した。昆虫をモチーフとしたデザインの評価は高く、特に終盤に登場し、「ライダーキック」「ライダーパンチ」を必殺技とする仮面ライダーキックホッパーとパンチホッパーは、石森プロが「こういうこと言うのは珍しいんですけど、初めて文句なくマスクが格好いいと思いました」とデザイナーに電話をかけたほどである。西暦1999年10月19日、地球に飛来し日本・シブヤに落下した巨大隕石により、その周辺地域は壊滅した。そして7年後の西暦2006年、人間を殺害しその人間に擬態する宇宙生命体・ワームが出現。ワームに対抗するため、人類は秘密組織ZECTを結成し、ワームに対抗するためマスクドライダーシステムを開発した。そんなある日、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する妙な男・天道総司と出会う。その頃ワームが出没し、追い詰められていくZECT隊員たちを見た加賀美は、ライダーになって戦うことを決意する。しかしカブトゼクターは加賀美ではなく、天道の手中に納まった。天道は何故か持っていたライダーベルトにカブトゼクターをセットして変身、仮面ライダーカブトとなり、戦うのであった。「仮面ライダー」に相当し、ゼクターが選んだマスクドライダーシステム(後述)によって変身した資格者。劇中ではマスクドライダーまたはライダーと呼ばれるが、1度だけ地獄兄弟(正確には矢車)がドレイクを「仮面ライダードレイク」と呼んでいる。序盤でザビーの資格者(加賀美・影山)のみ、胸にザビーの形状のマークが浮かび上がるシーンがある。資格者が変身する際、ゼクターと対になる端末または変身ツールを身に付ける。変身ツールとゼクターが合体することで、ゼクターから「Henshin」の電子音声が発声されマスクドライダーに変身する。「マスクドライダー」に変身するために必要な特殊戦闘システムの総称。ZECTによって開発された。ワーム戦には不可欠なキャストオフとクロックアップを有する。物語の進展に伴い、資格者やシステムその物にまつわる謎や秘密を多々有する、物語の根幹に密接に関わる。主な謎・秘密としては、天道がなぜシステム完成以前にライダーベルトを所持していたのか(劇場版仮面ライダーカブトGOD SPEED LOVEから秘密が明かされる)、ザビーやガタック以外の資格者がどのようにゼクターを入手したのか、ワーム襲来よりも前の35年前(1971年の4月3日)から計画が始動していたこと、その時に生まれてもいない加賀美がガタックの資格者として選定されていたこと、カブトとガタックのシステムに本人の意思に関係なくワームを完全撃滅する“暴走スイッチ”が密かに仕込まれていたことなどがある。しかしこの大半は劇中で明かされていない。天道総司が変身するマスクドライダー。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは赤、複の色は青(ハイパーフォーム時は水色)。綴りは「KABUTO」。誕生の詳細を知る者からは光を支配せし太陽の神と呼ばれる。ライダーベルトを手に入れてから7年間身体を鍛えてきた天道の天才的な身体能力により、華麗で無駄がない戦闘能力を発揮する。本部直属の精鋭部隊・シャドウの指揮官が変身するマスクドライダー。モチーフはスズメバチ(マスクドフォームは蜂の巣)。基本カラーは黄色、複眼の色は黒。綴りは「THEBEE」。本編で2番目に登場したライダーであり、第7話では一度「2号ライダー、ザビー」と呼ばれるシーンがある。ちなみにザビーのタキオン粒子の色は緑色だが、加賀美変身時にはガタックと同じ黄色になっている。以下にその変遷・各資格者・戦闘スタイル・資格喪失の要因を記述する。ザビー資格者は全員ZECTのメンバーであり、原則としてシャドウのチームリーダーを兼ねる。風間大介が主に変身するマスクドライダー。モチーフはトンボ(マスクドフォームはヤゴ)。基本カラーは水色。綴りは「DRAKE」。ドレイクゼクターを使用する銃撃戦を得意とし、その戦法を想定した設計思想から利き腕側となる右側に各機能が集中しており、外観は左右非対称である(ただし擬態大介・立川大吾は左手でドレイクゼクターを使いこなしている)。当初は近接格闘戦が不得意で苦戦することが多く、攻撃方法もドレイクゼクターに頼りがちだったが、中盤以降は実戦経験を積んでいったことで、ドレイクゼクターによる銃撃と体術を組み合わせた戦法を取るようになった。他の変身者は、ワームが擬態した風間大介とネイティブの立川大吾。主に神代剣が変身するマスクドライダー。モチーフはサソリ(マスクドフォームは昆虫の蛹)。基本カラーは紫、複眼の色は緑。綴りは「SASWORD」。剣のフェンシングのスキルを活かし、サソードヤイバーを用いた剣術を得意とする。装着者の体内酸素濃度を上昇させるクロロトキシンを含むナノ粒子構造体・ポイズンブラッドを生成し装着者を活性化させる。フォームを問わず、クロックアップをしていない状態でも高速で移動する相手を確認することができる。他の変身者は、ネイティブの立川大吾。剣亡き後は装着者が不在となった。『仮面ライダーカブト超全集』では、正体がスコルピオワームの擬態である剣が装着者に選ばれていたのは、サソードゼクターが剣の装着者としての資質の高さを優先していたからではないかと推測している。本作品に登場するライダーの中で唯一昆虫モチーフではない(サソリは昆虫綱ではなくクモ綱)。加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフはクワガタムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは青、複眼の色は赤。綴りは「GATACK」。カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書や誕生の詳細を知る者からは戦いの神と呼ばれる。加賀美自身の身体能力を活かした力強い戦闘スタイルを主体とする。地獄兄弟(矢車想〈キックホッパー〉、影山瞬〈パンチホッパー〉)が変身するマスクドライダー。モチーフはショウリョウバッタ。ホッパータイプの名称は『仮面ライダーカブト超全集』より。このシステムは極秘裏に開発され、当初はZECTのトップに次ぐ地位である三島さえも存在を知らなかった。マスクドフォームを持たず、変身すると最初からライダーフォームの状態となるほか、1つのゼクターにより1人の装着者がパンチ・キックどちらの戦闘形態にも選択的に変身できるリバーシブルの変身機構となっている(ただし、劇中では1人が両形態を使い分けて戦うことはなかった)など、他のライダーシステムとは異なる。劇中でクロックアップを使うことはないが、設定上は使用でき、PS2のゲーム版やクライマックスヒーローズシリーズで使用できる。矢車がどちらも持っていたが誰に渡されたのか、どこで手に入れたのかについて劇中では描かれていない。カブトやガタックに秘密裏に搭載された「赤い靴」とは別系統の対ネイティブの極秘兵器という説が超全集で紹介され、設定では加賀美陸に渡されたことになっている。また、他のゼクターをネイティブがコントロールできることから、ホッパーゼクターは人間の資格者にしか従わないようになっている。矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは緑、複眼の色は赤。変身直後に「Change Kick Hopper」と発せられる。左脚側面にはゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装アンカージャッキが装備されており、名称通り多彩なキックを主体とした戦闘に優れている。キック力に関しては全マスクドライダーシステムの中でも非常に高い。ネーミングは初代仮面ライダーの仮題である「仮面ライダーホッパーキング」から。綴りは「KICK HOPPER」。必殺技は波動化したタキオン粒子を収束した左足で前蹴りを放つライダーキック。破壊力は20t。ホッパーゼクターの脚部を倒すことで「Rider Jump」の電子音声とともに空中高くに跳躍し、元の位置に戻すことで発動する。また、ライダージャンプはその跳躍力を逆に利用して敵を蹴り飛ばすこともできる。劇中でのライダーキックの描写としては単発を叩き込むタイプの他に、複数のワームに対して蹴りを当てた反動を利用して跳躍を繰り返し次々と蹴り続け全て倒すタイプや、上記のライダージャンプを利用して上空に蹴り上げた標的に対し、落ちてきた所に更に脚を蹴り上げてライダーキックを当てるタイプなどがある。影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは茶、複眼の色は白。変身直後に「Change Punch Hopper」と発せられる。右腕側面にはキックホッパーのものと同様のアンカージャッキが装備されており、大振りのパンチを主体にして戦う。綴りは「PUNCH HOPPER」。必殺技は波動化したタキオン粒子を右腕に収束して相手を殴りつけるライダーパンチ。破壊力は19t。手順はキックホッパーと同様。擬態天道総司が変身するマスクドライダー。彼を実験体として製作されたカブトの試作型でもある。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。姿形はカブトそっくりだが基本カラーは黒、複眼の色は黄色。擬態天道の闘争心に由来してカブト以上の戦闘能力を発揮する。綴りは「DARK KABUTO」。隕石に内包されて地球に飛来した地球外生命体であり、地球上に棲息する虫・甲殻類に似た外観・特性を持つ。高度な知性と後述する特殊な形態・能力を駆使し、密かに人間を殺害しながら繁殖し続けている。渋谷隕石に内包されて地球に侵入したワームは、基本的には組織ではなく個体の寄り集まりに過ぎず、各々が人間社会に潜り込むため好き勝手に人間を殺戮している。しかし中にはワーム全体の繁栄のため、多数のワームを従えグループを形成し活動する者も存在する。劇中ではウカワーム(間宮麗奈)やカッシスワーム(乃木怜治)がワーム軍団を率いていた。余談だが、生物学的な分類を絞ったため、ライダーシリーズとして本作品で初めて採用されたモチーフの生物も多い。その他、対ワーム以外の端末は誤作動を起こすこと、当初は擬態したワームの体温が人間より低かったため、サーモグラフィーで擬態を見破れたが、中盤からはZECTであってもアンチミミック弾が無ければ看破出来なくなっている。35年前に隕石に内包されて地球に侵入した別種のワーム。渋谷隕石に内包されて侵入したワームとは敵対関係にあり、命を狙われている。地球に到達した当時、近い未来に敵対するワームが地球に侵入することを予期したネイティブは人類と接触。自分達の身を守るため人類と手を組み、彼らと共にZECTを結成。キャストオフやクロックアップといった自らの生体構造を提供してマスクドライダーシステムの開発を促す代わりに、システムを装着した人間に自分達を守ってもらうという契約を交わした。人類との共存を望む者もいるが、根岸ら上層部の者達は人間に成り代わり自分達が地球の支配種となるべく、地球到達時より密かに計画を練り遂行していた。ZECT結成後、長らく公には姿を見せなくなるが、この間にも人工的に人間をネイティブに変貌させる研究や、武装の開発を行っていた。成虫体はひよりことシシーラワームと三島がワーム化したグリラスワームのみ確認できる。劇場版では、このネイティブと同じ頭部に巨大なツノが生えている形状をしたものが隕石に内包されて現れた敵であり、「ワーム」として扱われる。全身を駆け巡るタキオン粒子によって、時間流を自在に行動可能になる超高速の特殊移動方法。各ライダーフォーム・ワーム成虫体が持つ能力である。ライダーの場合は腰部のベルトにあるスイッチに触れる事で、ワームの場合は自らの意思で発動する。スイッチはバックル中心部の両脇にあり、ライダーベルトのカブト・ガタック・ダークカブトはプッシュ式のスラップスイッチ、ゼクトバックルの他ライダーはスライド式のトレーススイッチである。長時間のクロックアップが装着者にどの様な負担を掛けるのかは説明されていない。カッシスワームは事実上時を止める程に素早いクロックアップ・「フリーズ」を発動可能。「フリーズ」を使用した存在にとっては、クロックアップ・ハイパークロックアップした存在も停止しているのと全く変わらない。また『仮面ライダーディケイド』及び『仮面ライダーウィザード』第52話においては、類似能力である『仮面ライダー555』のファイズ アクセルフォームと拮抗する描写で演出された。ただし、『仮面ライダーディケイド』は「リ・イマジネーション」として構築されており、オリジナルシリーズの再現ではないと梶淳プロデューサーが述べている。また本編ではコメディ部分に使用される事が無かったが、番組終了後のミニドラマでは天道がババ抜きで加賀美の手札を見るためだけに使用している。なおプロデューサーは「(美しそうだから)炎の中でのクロックアップが見たい」と希望しており、それに絡んで隕石・ロケットといった宇宙的要素を含め劇場版の基盤も出来たが、そのシチュエーションで戦うシーンは作られなかった。ハイパーフォーム・ハイパークロックアップ形態時に使用可能な、クロックアップの数十倍のスピードで移動・活動可能な特殊移動方法。速さでは「フリーズ」に及ばないが、現在・過去・未来・異空間を自由・思いのままに行き来する事も可能。ハイパーゼクターのスラップスイッチを押す事で発動する。クロックアップと同様に制限時間があり、発動時には「Hyper Clock Up」、解除時には「Hyper Clock Over」とそれぞれ発声される。ハイパークロックアップした視点からは、クロックアップした物体もスローで視認される。ワームから人類を守るための組織。ネイティブをワームから守るための組織でもある。物語開始から35年前、ネイティブにワームの襲来を予言された加賀美陸により設立された。超法規的な権限を持つ。ゼクターやライダーベルトなどはこの組織が開発している。隊員は任務や出動要請がない際は一般人と同様の生活をしており、表向きの役職とZECTとしての勤務を両立した日々を過ごしている。無論、臨時に備えての装備も支給されており、ペン型銃身とライター型マガジン・グリップを組み合わせて用いる小型自動拳銃ZECTガンもその一つである。組織の全容は徹底的な秘密主義により秘匿されており、ZECTメンバーでさえ全貌を把握することができない。これはZECT内部に擬態したワームが侵入することを防止するため」とされる(実際に劇中ではワームの侵入により犠牲者を出すことがある)。また、人事面では実力主義を採用しており、実力を評価されれば一般隊員はもちろん、入隊して日の浅い者でもすぐ高い地位に立つことが可能である。代わりに任務の失敗が積み重なると降格・追放される他、地位相応の力がないと判断された上官は、部下に見限られることもある。表向きは「ワーム根絶・人類保護」を掲げているが、実際は人命はあまり重視されず、ワーム一掃のためなら人質を用いて脅迫したり、犠牲者が出ることを前提とした作戦を行うこともある。組織構成は名目上のトップは陸だが、それより上に評議会という最高意思決定集団が存在し、組織の最終決定は彼らにより下される。評議会のメンバーは全員ネイティブである。この他、陸を補佐する三島正人と実際にワームを調査・掃討する複数のチームなどで構成される。また、本部の決定を絶対視する反面、各チームが自由裁量で活動するケースも多く見られ、結果的にチームごとの連携が悪くなることもある。登場したチームは田所が指揮をとる田所チーム、東省吾が指揮を執る東チーム、ザビー資格者が指揮を執る精鋭ゼクトルーパー部隊シャドウ、天道がリーダーで副官を高鳥蓮華が務めた天道チーム。ZECTの汎用戦闘員(またはこれらの総称)。黒ずくめのヘルメット・フルフェイスヘルムとユニフォームのBDU(バトルドレスユニフォーム)を纏い集団で行動する。モチーフは蟻。括弧内の数字は出演回東映側プロデューサーに『仮面ライダーアギト』から『仮面ライダー555』を手がけた白倉伸一郎と武部直美のコンビが3年ぶりに復帰した。メインライターは、同じ白倉・武部作品の『Sh15uya』を手がけ、前作『仮面ライダー響鬼』の後半から平成ライダーシリーズに参加し、シリーズ初のメインライターとなる米村正二が務めた。その他、音楽を手掛ける蓜島邦明、『555』以来のライダー復帰となる田﨑竜太や『剣』以来の長石多可男など、平成ライダーや『Sh15uya』共通のキャスト・スタッフが多数参加している。白倉プロデュース作品の多くに参加している井上敏樹をメインライターにしなかったことについて、白倉は「井上と一緒に作ると、お互いの言いたいことが解ってしまい、今までと大差ないものになりそうだから」と語っている(全体の3分の1にあたる16回は井上が担当している)。ひよりのイラスト担当として『555』で海堂直也役を演じた唐橋充が、田﨑から直接のオファーにより起用されている。本作のために制作されたボーカル楽曲は劇場版含めて4曲しかなく、平成仮面ライダーシリーズ中最も少ない。各回にタイトルはなく、ここで「サブタイトル」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌などにて表記されたものである。尚、翌年の「仮面ライダー電王」以降は全て本編中にタイトルが表示されており、各話にタイトルが存在しなかった最後の仮面ライダー作品である。登場ワームのリンク先はモチーフとなった生物である。モチーフとなった生物はテレビ朝日内公式サイトの記述による。各話終了時、映像にカブトムシの羽が交差し、映像が数枚の植物の葉により埋まる。本作品に登場する天道邸の外観・玄関・廊下・階段はコルディアーレ麻布のものが利用されている。なお、リビング・キッチン・ダイニングルームは別である。
出典:wikipedia
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