漢語水平考試(かんごすいへいこうし、、、略称:HSK)は、中国の教育部が認定する国際的な中国語の語学検定試験である。中国語を母語としない学習者(外国人以外に華僑や中国国内の少数民族も含む)が対象。1984年にHSKは北京言語学院(今の北京語言大学)で開発が始められ、1992年に中国国内で正式に国家レベルのテストとして実施された。2005年には150ヶ国以上で実施されている国際的な中国語資格に成長している。日本国内では2012年に受験者が1万5000名を超えたことが発表された。HSKは英語資格のTOEFLテストのように、中国国内で教育機関や企業での国際的な中国語力の証明書として認定されている。HSKは2010年に大規模なリニューアルが行われ、旧来の試験(旧HSK)との区別のため、2010年以降に実施されているものを新漢語水平考試(新HSK)と呼ぶこともあるが、現在日本国内でHSKといえば新HSKのことを指す。現在の主催は中国国家HSK委員会 (国家汉办) で、日本国内では2015年時点で日本青少年育成協会とアジア国際交流奨学財団が考試を受託し運営している。前者の試験日はほぼ年4回、試験地は全国十数か所となっている。2012年7月からは、1人1人がヘッドフォンを装着し、全国80箇所以上の会場でインターネットを通じて行われるネット試験も始まった。こちらは中国語ネット試験日本事務局(HSK, HSKK, YCT, BCT)が運営し、毎月実施される。HSKのほか、HSKK(Speaking), YCT(Youth), BCT(Business)もインターネットを通じて実施される。HSK, HSKKネット試験は日建学院も運営していたが、諸般の事情により終了した。日本国内で受験できる中国語の資格としては、日本国内の団体が主催する「中国語検定試験」や中国語コミュニケーション能力検定(TECC)がある。違いについては以下にまとめる。中国の大学では外国人留学生に対して、HSKの一定スコアを求めている(文系大学でHSK5級、理系大学でHSK4級を求められることが多い)。HSKは1級から6級まであり、数字が大きいほど上級(旧HSKでは11級まであった。2012年現在、大陸でも新HSKがメインではあるが、旧HSKも一部で行われている)とされる。試験問題はリスニング(聴力)、読解(閲読)、作文(書写)の3パートから成り、総得点の6割が合格ラインとなっている。5級と6級には合否の記載はなく点数のみ開示される。旧HSK初中等(3級〜8級)が2012年10月より日本国内でも再開され受験可能である。この名称は「初中等」だが、新HSK6級最低合格ラインより上の問題を含んでいる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。